明日の風

明日は明日の風が吹く。気楽にいきましょう!

槍ヶ岳

2008-09-04 12:06:00 | 山歩き
槍ヶ岳に登りました。
昨シーズンと同じ、中房温泉からの表銀座コースです。ただし、今回は槍に登ることだけを目標に、燕岳も大天井岳もパスしてひたすら先を急ぎました。
2日目の朝、雲が切れて、西岳から槍が大きく見え「早く登っておいで」と手招きしているようです。11時すぎ槍の肩に着きました。そこから岩場を一歩一歩よじ登っていきます。最後に、頂上に続く長い梯子が見えたときには「あれを登れば」と少し興奮しました。
正午前、ついに槍の穂先に! ガスで何も見えませんでしたが、私にとってはそこに立てたというだけで十分でした。北アルプスのあちこちの山から見える槍ヶ岳は、長い間、私の憧れでした。誰もいないそこは思ったより広く、しばらくは、その幸せな空間を独り占めしました。
「一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はいないだろう」とは深田久弥の言ですが、私もその一人です。
翌日、晴天の槍沢を降りてくると、背後に槍が大きく、そんな中で、槍に登ってきた登山者とこれから登ろうという登山者が、楽しそうに話しています。あらためて、山って何て素晴らしいのだろうと思いました。私は、きっと、一生山から離れられないでしょう。
途中お世話になった、大天井ヒュッテとヒュッテ大槍は、登山者に温かな思いやりがあり食事も美味しく、素敵な山小屋でした。また、もう9月というのに、リンドウやキキョウなど高山植物が多く、私の幸せ気分を盛り上げてくれました。
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