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森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

グッバイ、ショーケン

2019-03-29 | 思い・つれづれ
ショーケンが亡くなった。
十代の頃、GSブームの中でクラスの女子の半数がタイガース派、残りのほぼ半分が
かれの所属するテンプターズ派だった。

私はジュリーファンだったのでタイガース派だったが、たまたま修学旅行で関東に行
った時、「新宿ACB」でテンプターズがライブをやっているということで大勢の女
子に付いて観に行った。ステージがすごく近くて、制服姿の女子を観たショーケンは
歌った後に胡坐を組んで、額に汗を光らせながら「君たち修学旅行なの?」と訊いた。

「そうです!」と返事をしたその子は、咄嗟に自分のハンカチを客席から差し出した。
ショーケンは「アンタ、ビョーキ持ってない?」と茶化して受け取り、それで汗を拭いた。
程なくして解散してしまって、長らくあのハスキーボイスは聴けなくなっていたけど、
やっぱり音楽を捨ててはいなかったんですね。
やんちゃだけど可愛い「不良っぽさ」が憎めない人だった。

たくさんの女性との恋も、真っ直ぐ直球だったからだろうと思う。
長い間、珍しい病と闘っていたとのこと。最期が一人でなくて良かった・・。

この春、沢山の思い出がある「九電記念体育館」が閉館になるという。
この場所ではクイーンもエアロスミスもキッスも観たし、タイガースの解散コンサート
も観たっけ。

ショーケンの死と共に、一つの時代が終わったんだなぁと、しみじみ思う。
さよならショーケン。どうか、やすらかに。
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