森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

戦争に「熱狂」した国民

2022-08-14 | 番組
昨夜NHKで放送された「新・ドキュメント 太平洋戦争1942 大日本帝国の分岐点」
の「前編」を観た。

昨夜は北九州市民が楽しみにしていた「関門花火大会」の二年ぶりの開催だったが、時間
が短縮され僅か30分のみで終わり、その後用事を済ませながらの視聴だったけれど、今日
その録画をゆっくりと観ることが出来た。

番組は、今に残された「あらゆる分野の当時の国民の記した日記や記録」などから得た膨
大な資料を細かく整理し、長い時間をかけてまとめ上げたものから作られたというだけに
これまでの戦争の記録や資料とは、また違った意味の真実に触れるドキュメント作品だと
感じた。

国民を戦争へと駆り立てるために、国が報道に圧力をかけて戦意を煽る報道をし、真実を
隠して嘘の戦果を報告した結果、多くの国民が戦争に熱狂していった経緯などが克明に分
かる、恐ろしい記録だとも言える。

「戦争の真実」と題し、日本の侵略を正当化する(タダで配られている)右翼本に感化さ
れた若者が増えている「今の日本の状況」とも、やや被って見える。

番組制作側は、これらを恐らく若者にも観て欲しいと思ったのだろう。國村隼さんや松重
豊さん等ベテランに交じって、柄本佑さんや西島秀俊さん、橋本愛さんなどの人気俳優を
声の出演だけで起用している。

今晩の「後編」、私もそういう若者にぜひ観て欲しい☆
国はなぜ国民の(特に若者の)戦意を駆り立てるのか。それは、喜んで命を投げ出し、戦
ってもらうため
だという事を、もっと実感してほしい。
 
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