何かと忙しかった11月が過ぎて、12月に入ってもまだ忙しさは続いていた。
その日(12月2日)も夕方まで、業者さんが建物全戸の宅内に入って一斉に行うメンテの予
定があり、そのために我が家も冷蔵庫などを動かして朝から備えていた。
その夜には、二女がチケットを用意してくれていた「フジコ・ヘミング」のピアノコンサー
トに行くことになっていたので、時間ギリギリに片付けが終わり、慌てて支度をして家を出
た。が、意外にも開場までにはずいぶん早く到着(笑)
チケットからバスの時刻まで、すべて娘が準備したり調べてくれていたが、娘が私を誘って
くれたのはほんの数日前。なぜかと言うと「お母さんは予定に合わせて具合が悪くなる」か
ららしい(笑)
確かに、最近の私は何か予定を決められると、「体調を整えねば」と思うあまりに、逆に緊
張して眠れなかったりで、その日体調が悪くなるという傾向にあるのだ;だから、人と約束
するのが憚られる・・・そこのところを、娘は流石によ~く知っているなぁと思う(笑)
席は前から二列目だったので、三メートルちょっと先のフジコさんの顔はハッキリと見えた
が、逆に近すぎて一列目に座る人の座高が高ければ見えないかもしれないねと話していると
その通り、背も座高もひと際高いカップルが私たちの前に座った;笑うしかない・・。
これまでも何か予想したら、よくそんな風に当たることが多いので、「これからはもう予想し
ないようにしよう」と誓う。いわゆる「引き寄せの法則」ってやつ?さて、フジコさんは、も
うかなりのご高齢なので、暗転の中、介助の人に支えられてステージに登場。
演奏前の挨拶で「手も足も痺れて、足は震え、こんな状態で最後まで弾けるのかわかりません
が」と言われ、演奏が始まった。確かに昔のように完ぺきではなかったかもしれないけれど、
私は一曲目から涙が止まらなかった。あの反響の大きかったNHKのドキュメンタリーで知って
から、もう20年以上にもなるけれど、生の演奏を聴いたのはこれが初めてだった。
そして、最後の力を振り絞っての「ラ・カンパネラ」。演奏が終わると、会場から「ブラボー!」
の掛け声が。フジコさんはその後のオーケストラに演奏を託し、支えられながらゆっくりとステ
ージを降りた。曲数は少なかったけれど、「良かったね」と娘も言った。
彼女の髪にはやはり黒い羽根と、キラキラの髪飾り。着物をアレンジした不思議で独特な衣装に
身を包んだフジコさんは、「まるで妖精」のようだと娘は言い、私が「魔法使いみたい。ファン
タジーから来た人だったね」と言うと、「うん。リアル・ファンタジー」(って、どっち)と、
自分で突っ込んでいたけどww 帰り道の公園のイルミネーション↓
そして翌日は、ある手続きのために朝から予定が入っていて、それを30分ほどで済ませた後、
その場所の近くの元職場に寄った。というのも、以前立ち寄った時に昔の同期だった仲良しさん
が、何か近況を話したそうだったけれど、忙しくてあまり時間が取れなかったので。
彼女は出勤直後だったけれど、今は店長となり少しは時間の融通が利くのか、店舗で品物を観る
私のところに来て、早速話し始めた。聴けば、私が辞めてからも人員を補充しなかったためか、
忙しさにより一層拍車がかかり、肩を傷めたり帯状疱疹になったりで大変だったらしい。
人を使う立場にもなったので、人間関係はもちろん、以前とは違うようだった。
「65歳までは辞めたくない」という彼女は、「今度ゆっくりお茶でもしようね」と言い、バック
ヤードに戻った。
しばらく買い物をしていると、以前の後輩たちが「変わらないですね~」とか「あの頃が懐かし
いです~」とか声をかけてくれる。私が「もうすっかり忘れっぽくなって、あのまま仕事を続け
てたら、きっと失敗して迷惑かけてたと思う」と話すと、「私は〇〇さんを尊敬しているんです
から!」と慰められた。苦労人らしく、本当に感じの良い人で、こっちこそ見倣いたいくらいだ。
「今度来るときはグレイヘアだと思うから、気付かれないかも」と話すと、「〇〇さんはグレイ
ヘアも素敵かも。隠しても内面から上品さが溢れていますよ~」などとまで@@;「優しいね~」
と、単純な私は少し気を良くして帰ってきた(笑)
思えば、最近は「上品」なんて言われたことないし。コンサートの日に久しぶりにお出かけの服装
して、娘から「マダムやん」て揶揄われたくらい、家でも外でもノーメイクでほぼジーパン姿だw
それで思い出したのは、小学生の一時期、一部の人からつけられたあだ名がなぜか「上品」だった
ということ(流行り言葉がつかえず大人しかったせいで、からかわれていたのかな?)
久しぶりにセリアにも寄り、またこんなものを買ってしまった;猫のおもちゃ「オコジョ」だそう。
耳が暖かいかと思って買った被り物!
不機嫌な顔がぶちゃいく 面白い☆
おかしいな~もうちょっと可愛く見えるはずだったんだけどww
その日(12月2日)も夕方まで、業者さんが建物全戸の宅内に入って一斉に行うメンテの予
定があり、そのために我が家も冷蔵庫などを動かして朝から備えていた。
その夜には、二女がチケットを用意してくれていた「フジコ・ヘミング」のピアノコンサー
トに行くことになっていたので、時間ギリギリに片付けが終わり、慌てて支度をして家を出
た。が、意外にも開場までにはずいぶん早く到着(笑)
チケットからバスの時刻まで、すべて娘が準備したり調べてくれていたが、娘が私を誘って
くれたのはほんの数日前。なぜかと言うと「お母さんは予定に合わせて具合が悪くなる」か
ららしい(笑)
確かに、最近の私は何か予定を決められると、「体調を整えねば」と思うあまりに、逆に緊
張して眠れなかったりで、その日体調が悪くなるという傾向にあるのだ;だから、人と約束
するのが憚られる・・・そこのところを、娘は流石によ~く知っているなぁと思う(笑)
席は前から二列目だったので、三メートルちょっと先のフジコさんの顔はハッキリと見えた
が、逆に近すぎて一列目に座る人の座高が高ければ見えないかもしれないねと話していると
その通り、背も座高もひと際高いカップルが私たちの前に座った;笑うしかない・・。
これまでも何か予想したら、よくそんな風に当たることが多いので、「これからはもう予想し
ないようにしよう」と誓う。いわゆる「引き寄せの法則」ってやつ?さて、フジコさんは、も
うかなりのご高齢なので、暗転の中、介助の人に支えられてステージに登場。
演奏前の挨拶で「手も足も痺れて、足は震え、こんな状態で最後まで弾けるのかわかりません
が」と言われ、演奏が始まった。確かに昔のように完ぺきではなかったかもしれないけれど、
私は一曲目から涙が止まらなかった。あの反響の大きかったNHKのドキュメンタリーで知って
から、もう20年以上にもなるけれど、生の演奏を聴いたのはこれが初めてだった。
そして、最後の力を振り絞っての「ラ・カンパネラ」。演奏が終わると、会場から「ブラボー!」
の掛け声が。フジコさんはその後のオーケストラに演奏を託し、支えられながらゆっくりとステ
ージを降りた。曲数は少なかったけれど、「良かったね」と娘も言った。
彼女の髪にはやはり黒い羽根と、キラキラの髪飾り。着物をアレンジした不思議で独特な衣装に
身を包んだフジコさんは、「まるで妖精」のようだと娘は言い、私が「魔法使いみたい。ファン
タジーから来た人だったね」と言うと、「うん。リアル・ファンタジー」(って、どっち)と、
自分で突っ込んでいたけどww 帰り道の公園のイルミネーション↓
そして翌日は、ある手続きのために朝から予定が入っていて、それを30分ほどで済ませた後、
その場所の近くの元職場に寄った。というのも、以前立ち寄った時に昔の同期だった仲良しさん
が、何か近況を話したそうだったけれど、忙しくてあまり時間が取れなかったので。
彼女は出勤直後だったけれど、今は店長となり少しは時間の融通が利くのか、店舗で品物を観る
私のところに来て、早速話し始めた。聴けば、私が辞めてからも人員を補充しなかったためか、
忙しさにより一層拍車がかかり、肩を傷めたり帯状疱疹になったりで大変だったらしい。
人を使う立場にもなったので、人間関係はもちろん、以前とは違うようだった。
「65歳までは辞めたくない」という彼女は、「今度ゆっくりお茶でもしようね」と言い、バック
ヤードに戻った。
しばらく買い物をしていると、以前の後輩たちが「変わらないですね~」とか「あの頃が懐かし
いです~」とか声をかけてくれる。私が「もうすっかり忘れっぽくなって、あのまま仕事を続け
てたら、きっと失敗して迷惑かけてたと思う」と話すと、「私は〇〇さんを尊敬しているんです
から!」と慰められた。苦労人らしく、本当に感じの良い人で、こっちこそ見倣いたいくらいだ。
「今度来るときはグレイヘアだと思うから、気付かれないかも」と話すと、「〇〇さんはグレイ
ヘアも素敵かも。隠しても内面から上品さが溢れていますよ~」などとまで@@;「優しいね~」
と、単純な私は少し気を良くして帰ってきた(笑)
思えば、最近は「上品」なんて言われたことないし。コンサートの日に久しぶりにお出かけの服装
して、娘から「マダムやん」て揶揄われたくらい、家でも外でもノーメイクでほぼジーパン姿だw
それで思い出したのは、小学生の一時期、一部の人からつけられたあだ名がなぜか「上品」だった
ということ(流行り言葉がつかえず大人しかったせいで、からかわれていたのかな?)
久しぶりにセリアにも寄り、またこんなものを買ってしまった;猫のおもちゃ「オコジョ」だそう。
耳が暖かいかと思って買った被り物!
不機嫌な顔が
おかしいな~もうちょっと可愛く見えるはずだったんだけどww
フジコ・ヘミングさん、私も好きですし友人にもファンが複数いますね。
ピアノも素晴らしいですし、激動の人生や猫好きなところも魅力ですよね。
wildroseさん、子供の頃から上品だったんですね。
言われた記憶がない身としては羨ましいー!
決して「美味しい」ときに「ヤバイ」とは言わないタイプですよね?(私も言わないけど)
そして真面目過ぎてプレッシャーがかかり、大事なときに体調を崩すんですね?(泣)
今回の二女さんの素晴らしい作戦に拍手喝采です!
子供時代のそれは、やんちゃな男の子たちだった気がします。
私のあり得ないくらいのドジっ子ぶりを知っている女子たちは、
名前の一文字をとって「〇ちゃん」と呼んでくれていましたww
でも「真面目」や「几帳面」は、子供の頃からよく言われましたねー!
自分の限界を知ってからは「手抜き」を覚えましたが、それでも肝心なところではまだ抜けません;
>二女の作戦
何かと私に似てドジなのですが、そこはエライと思いました^^;
フジコさんの自虐的な一言一言に、会場から小さな笑いが起こっていましたが
そのお人柄が、彼女の音楽に滲み出ていますよね。
(もちろん猫を愛することも!)
聴力に障害を持たれたことは不幸な出来事だったかもしれませんが
それによって以後の人生が、彼女の音楽に深みを増したようにも思えました。
福太郎君・・どてら着た立派なオッサンじゃありませんか(笑)・・しかし似合いますね!
たしかに「どてら」っぽいですねーww
被り物とあいまって、オジサンっぷりにより磨き?が
かかってますね^^
本猫は気付いてないかもしれませんが(笑)