鶴ヶ城の城下町の風情を残す市街地にお店はあります。
GW期間中でもあったので、旅人と思しき客で賑わって
いましたね。丁度昼だった事もあり、待つことも覚悟していましたが、
タイミング良くすんなり座れたのはラッキーでした。
古民家の建物は鎌倉時代から続く、旧家の絲澤舊陣屋を移築したそうで、
およそ150~200年前に建てられたと言いますから、歴史が薫ります。
外から見るより、中は予想以上に広く、2階もあるのでキャパも相当なもの。
時間の流れがゆったり感じる空間は、大好物。身を置くだけで癒されます。
輪箱飯のわっぱは、薄い板を曲げて作った、600年もの歴史を持つ
山人の弁当の器「曲げわっぱ」を指すようですね。
けとばし(馬肉)、昆布の和え物、お新香。
追加の田楽の盛り合わせは、二人でシェア。
厚揚げ、しんごろう(ご飯)、ニシンの3品で790円。
郷土料理の「小露」は関東で言うところのけんちん汁に近い感じ。
プラス300円で味噌汁から変更できます。
↑よくばり輪箱飯(2100円)と、五種輪箱飯(1840円)をそれぞれ注文。
特にぜんまい、茸の美味しさが印象に残ってます。
歴史ある古民家で、頂く郷土料理は五感を刺激され格別でした。
屋号の由来は
「かの地は山ばかりなり、田んぼも野も希れなるところ=田希野」
後に、会津の豊かな季節をイメージして田季野へ進化したとか。
街中にあるとは思えない佇まいですよね。>
田季野
福島県会津若松市栄町5-31
0242-25-0808
田季野さんで食事後、一路鶴ヶ城へ。
桜吹雪舞う、幻想的な情景は一生忘れないでしょう。
いずれ機会があったとき、紹介したいと思います。