1月16日東京芸術劇場シアターウエストで、寺山修司作「新宿版千一夜物語」をみた(Project Nyx 公演、演出:金守珍、構成・美術:宇野亜喜良)。
1968年初演の作品の由。
マーラーの5番、ワーグナーのローエングリン、プッチーニのトゥーランドット、ベートーベンの5番の1楽章、7番の2楽章などなど
名曲のオンパレード。ただしその半分は必然性もなく流れる……。
時代色が濃いので、今の若い人たちに理解できたかどうか疑わしい言葉がたくさん出てくる。たとえば「トルコ(風呂)」、内ゲバ…。
成田闘争の映像も割と長く挿入されるが、これはプリントを配って説明してあげないといけないのでは?
「四畳半襖の下貼り」の一部を朗読するシーンなど、1968年当時としては、まさに旬な話題を取り上げているわけだが。
アラビアのロレンス⇒D.H.ロレンス⇒「チャタレイ夫人の恋人」⇒裁判・・・という連想を下敷きにしたセリフがあるが、「ロレンス⇒
チャタレイ⇒森番⇒裁判・・・」という、あっと言う間の流れなので、客が果たしてついて行けたかどうか。
「森繁の声」も同様。我々世代には懐かしいが。
いつもながらのごった煮だが、それでもやっぱり独特の楽しさが味わえた。
シェヘラザード役のサヘル・ローズの美しさは言うまでもない。
1968年初演の作品の由。
マーラーの5番、ワーグナーのローエングリン、プッチーニのトゥーランドット、ベートーベンの5番の1楽章、7番の2楽章などなど
名曲のオンパレード。ただしその半分は必然性もなく流れる……。
時代色が濃いので、今の若い人たちに理解できたかどうか疑わしい言葉がたくさん出てくる。たとえば「トルコ(風呂)」、内ゲバ…。
成田闘争の映像も割と長く挿入されるが、これはプリントを配って説明してあげないといけないのでは?
「四畳半襖の下貼り」の一部を朗読するシーンなど、1968年当時としては、まさに旬な話題を取り上げているわけだが。
アラビアのロレンス⇒D.H.ロレンス⇒「チャタレイ夫人の恋人」⇒裁判・・・という連想を下敷きにしたセリフがあるが、「ロレンス⇒
チャタレイ⇒森番⇒裁判・・・」という、あっと言う間の流れなので、客が果たしてついて行けたかどうか。
「森繁の声」も同様。我々世代には懐かしいが。
いつもながらのごった煮だが、それでもやっぱり独特の楽しさが味わえた。
シェヘラザード役のサヘル・ローズの美しさは言うまでもない。