たぶん、こんな記事
催眠鎮静剤ネットで大量販売、購入の19歳自殺図る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081217-00000035-yom-soci
がでると、また、「だから、ネットで医薬品を買うのは危険だ!」という
意見が出てくるんでしょうね(^^;)
はいはい、対面販売で買ったって、この人が、いくつかのお店から、何回かに分けて買ったら、買えちゃうわけで。。。
ネットでも、一度に大量に買えないようにすれば、同じはずなわけで・・・
つまり、ネット販売全般がいけないわけではなく、ノーチェックで売る、このネットの薬局が悪いだけなのに、ネット全体が悪い論調になっちゃうのよね・・・
この前も書いたように、ネットがすべて悪いということになると、その反撃として、「じゃあ、対面販売でも、ネットと同じ安全性を保証しろよ!」となったら、副作用の但し書きを全部読まなきゃならなくなり(ケンコーコムとかでは、ちゃんと表示してるんだから、対面でもやんないと)・・・
さらに、リアルに店を構えるドラッグストアや薬局も、ネットでの医薬品販売を規制すれば、将来的にネットでの販売ができなくなる上、ネットいじめをすればするほど、そのいじめた分、自分たちも規制がかかる(副作用を説明する、年齢確認をする、販売制限をする・・・それを人手をかけて)わけで、規制によって、利益圧迫、ジリ貧になるっていう構図だろう。
ま、薬局、ドラッグストア連合は、自分たちでは、努力してない(たとえば、副作用を周知させるような、ネットでやっている努力を、対面販売においてやっていない)で、ネットをいじめたんだから、その分、社会的制裁(利益圧迫)になるのは、自業自得であろう。
この話のおとしどころとしては、まえの入出力を元に定額給付金を考えたときのように、入出力で考えると、
・ネット薬局
・入力(注文):副作用も説明、履歴も残って便利
・出力(お金と商品の受け渡し):宅急便←そもそも、自社の範囲でない
・薬局、ドラッグストア
・入力(注文):副作用の説明を全員にしたら、都会の薬局では、やっていられない
・出力(お金と商品の受け渡し):自社でやっている。
という構図、つまり
入力は、ネット薬局が有利
出力は、薬局、ドラッグストアがいい
ということ。だから、
・ネット薬局で、薬を選んで注文、受け取りは今は宅急便だけど、
・指定した薬局で受け取れて、対面でお金を払える
っていう形かな・・・
具体的には、ケンコーコムなどで、
医薬品を買った場合、「近くの提携薬局を選ぶ」画面に行き(新規作成)、 そこから、お店の一覧と、その医薬品の在庫状況が表示され、 購入者は、テキトーにお店を選ぶと、 在庫があれば、お店は一定期間、その薬をキープしておくので 購入者はその薬局に買いに行く(対面販売) 在庫がないと、お店は、その在庫を取り寄せる 「取り寄せたよ!」メールが購入者に届き、 そしたら、購入者は買いに行く
てなかんじですかね・・・
ケンコーコムとかとしても、医薬品販売は続けられるし、
薬局は儲かるし・・・
悪くないシステムだとはおもうけどね・・・
P.S 薬局が暇だったら、薬局から、薬の出前も出来そうだね(^^;)