「食欲人」読んだ
(表題の件が書いてあるのは、日本語新版のみ。後述する)
書いてある内容は(以下ネタバレ)
・動物は、5大栄養素のうち、「タンパク質」を適切な量とる
ことを優先して食事をとる。
・つまり、タンパク質が一定に満たないと、炭水化物、脂肪を
余分にとってでもタンパク質を取ろうとする→肥満になる
(ただし、優先されるというだけで、タンパク質だけを満たすように
食べた場合、炭水化物のスイッチが入って、炭水化物を今度は取ろう
とする P380~「高たんぱく質ダイエット」の話)
→このことを、「タンパク質レバレッジ」という(P406)
・タンパク質を一定量とればいいのであれば、
高タンパク質のものを取れば、食べる量が少なくて済む
→やせることになるが
この場合、繁殖が優先され、寿命は短くなる(P157~P159)
逆に、低タンパク質(高炭水化物)のものを取れば、食べる量が増える
→太ることになるが
この場合、繁殖は抑えられ、寿命が延びる
・どのくらいのタンパク質を取ればいいかは、子供に遺伝する。
そのため、高タンパク質食を取っていたイヌイットが、
いきなり超加工食品(スナック菓子とか)を食べると、今までの
タンパク質を、タンパク質をそんなに含まない超加工食品から
とろうとして肥満になる
・人は年齢によって、取るべきタンパク質の割合が変わる。
特に妊婦は18%~20%の間であり、多くても少なくても、
赤ちゃんに悪影響がある
・結局、どれだけ、タンパク質を取ればいいかは、
P387”①自分の「タンパク質ターゲット」を理解する”に書いてある
(1)摂取すべき1日の総カロリー数を求める
自分の場合は、2394kcal
(2)求めた総カロリーに対して、適切なタンパク質の割合をかける
→カロリーレベルのタンパク質ターゲットがでる
年齢によって、この割合が異なる(P387~P388に割合が書いてある)
自分の場合は、0.15なので、
2394 X 0.15 = 359.1 kcal
(3)求めた値を4でわると、kcalからグラムに変わる
359.1 / 4 = 89.775 約90g
このほかの食事の注意点は、P387~P400に書いてあり、途中、
食品ごとのタンパク質(100gあたり)が書いてある。
(↓のサイトのほうが詳しいけどね)
・この根拠の概要が、「訳者あとがき」の3ページ(P405~P407)に書いてあり、
その内容の詳細が、1ページから386ページまでに書いてある
・最新の研究結果が「日本語・新版だけのあとがき」に書いてあり、
そこに「おばさんは、なぜ太るのか」が書いてある
(ただしくは、更年期に太りやすくなる原因)
更年期になると、ホルモンが変化し、タンパク質が必要になるそうな(P414)
ということは、タンパク質が多く必要になったのに、
いままでと同じものを食べていると、
いままでよりも多くの量を食べることになり、
結果、太ると・・・
そういうことなんですね!