昨年のノーベル平和賞のひとりにナディア・ムラドさんが選ばれたが、その「ISによるクルド人地区のヤズディ教徒の村を襲った実際の事件」をもとにした映画が公開された。 . . . 本文を読む
人生の最終盤を迎える仕立て屋のアブラハムは娘たちの思惑とは別の計画を思い立つ。今住んでいるアルゼンチンのブエノスアイレスから遠く離れたポーランドまで、70年来の約束を果たしに行くというのだ。
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沖縄に関する2本の映画を日にちを分けてみる。1つは『沖縄スパイ戦史』で、日本の敗戦が濃厚な太平洋戦争の最終盤、沖縄で住民を巻き込んで繰り広げられた悲惨な戦いの内実を描いたものだ。軍が住民を守らないばかりか少年兵まで使った凄惨な事実が明らかにされている。後者は、戦後その沖縄の返還を巡る日米の交渉の中で、こんな気骨のある外交官もいたんだと、改めて「官僚も捨てたもんじゃない」と気づかせてくれた映画だった。 . . . 本文を読む
6月に映画館で見て、このブログにも書いた『ローズの秘密の頁』は長い間精神病院に収容られていたアイルランド女性の感動的な話だったが、先日テレビで似たような話-こちらは日本でのドキュメンタリ―で60年以上も「強制入院」を強いられた日本人男性の記録を見た。強制入院から解放されたきっかけが「福島原子力発電所の事故」だったというから皮肉というか、運命のいたずらとしか言いようのないやるせなさを感じる。 . . . 本文を読む
トルコのアルメニア人虐殺に関する映画で『アララトの聖母』があって、かなり以前に見たが印象深いものがあった。今度の映画の監督が『ホテル・ルアンダ』の監督だと知って「これは是非見ておかないと」映画館に走る。 . . . 本文を読む
映画の時代背景は1970年の大阪万博を間近に控えた高度経済成長期を迎える日本の片隅、伊丹空港界隈の朝鮮人。徴用で日本に連れて来られそのまま日本に定住せざるを得ない家族の、ウソも妥協もない突っ張り合いの物語である。 . . . 本文を読む
フランスやポーランド、オーストリア、イタリアはナチス映画の舞台として登場するが、北欧はあまりない。ナチス・ドイツとソビエト・ロシアや大英帝国の狭間にあった北欧のことはあまり知られていない。 . . . 本文を読む
水道の蛇口をひねれば飲める水が簡単に得られる日本にいたら、なぜそんなに水の事で苦労するのかと思う。しかし、砂漠地帯に暮らす住民にとっては大問題であるし、ましてやそれが紛争地帯であれば日常の死活問題となる。 . . . 本文を読む