シリア内戦を、医師志望の夫と共に戦禍をくぐり抜け、自らがわが娘とシリアの将来のためにカメラを回し世界に発信し、生き延びた一家の衝撃のドキュメンタリー映像。 . . . 本文を読む
時代は第一次世界大戦の、ヨーロッパの国々が2つに分かれ戦って時代から、戦火が収まろうとしていた時期。慎ましい生活をしていた夫婦だったが、戦地から戻った男は我が家に近づこうしない。男はなぜか収監されていた。 . . . 本文を読む
フランシスコ現ローマ教皇が日本を訪れて、核廃絶を訴えたのは記憶に新しい。超保守派と言われていた前教皇・ベネディクト16世との教皇引継ぎにまつわる物語だが、保守派だの革新派だの言って、その人の1面だけをとらえて、レッテル張りすることで評価することの安易さを戒め、またその無意味さを思い知らされる、感動的な人間の心の交感の物語だった。 . . . 本文を読む
【 2019年12月17日 】 MOVIX京都
2ケ月ほど前、『万引き家族』の是枝監督とケン・ローチ監督との対談がテレビで放映され、この映画のことを知った。昨年見た『私はダニエル・ブレイク』が良かったから、今度はどんな映画を見せてくれるのかと、公開が待ち遠しかった。
映画を見れば、「日本の労働環境とまるで同じではな . . . 本文を読む
3年ほど前、似たような映画で『帰ってきたヒトラー』という映画を見た。2番煎じかなとも思ったが、見てみたら,前作《ヒトラー》にも増して納得のできる映画だった。監督のインタビュー記事を見てみたら、映画『~ヒトラー』の原作小説を読んで、これのイタリア版に移し替えた映画を作ってみようと思って制作したという。タイトルもストーリ展開も似ているが、この映画のすごいところは、単なる《パロディー映画》に終わらせていないところだ。
《笑っていると、あなたも征服される!》-今の人への警告を発している! . . . 本文を読む
1956年、冷戦下の東ドイツの小さな町のエリート高校生が事件を起こす。緊迫したストーリーと綿密に構成されたシナリオで、記帳しっぱなしの2時間。
冷酷な国家体制の下では、【人が普通に暮らすこと】、【友を裏切らずに信念を貫いて生きること】がいかに困難かを思い知らされる映画だった。 . . . 本文を読む
物語は、美しい大自然の中で牧畜を営む家族に、成長しても言葉を発することのない少女・シャヒーダーがいて、言葉を取り戻せるよう隣国インドのイスラム寺院に願掛けに行ったその帰り道で親と離れ離れになってしまうことから、たまたまシャヒーダーと出会ったインド人の「バジュランギおじさん」ことパワンとの珍道中が始まる。
しかし、話の内容をさしおいて、冒頭から空撮で映し出されるカラコルムの山々の神聖さに圧倒される-行ったことのない地球上に、まだこんな美しいところがあるんだ、と。この景色、映像を見るだけでもこの映画を見る価値があったと思った . . . 本文を読む