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最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

2014年10月奥秩父・『瑞籬山』・『金峰山』と『甲武信岳』へ-第1日目・『瑞籬山』を往復する(後半)

2015-01-02 23:41:05 | 山・旅行

 
  【2014年10月9日】  第1日目・後半


           【第1日目】
              am3:00起床-3:25自宅出発-3:50名神東IC-6:25駒ヶ岳SA-7:35須玉IC着
              -am8:30瑞籬山荘前駐車場着-9:35出発-10:35富士見山荘前-13:00瑞籬山
              山頂到着-14:00山頂出発-17:00瑞籬山荘着
   


                


 8:30、「瑞籬山荘」前の無料駐車場に到着する。登山シーズンの週末には、朝早くから車が押し寄せ、《満車》で止められないことがあると聞いて大急ぎできたが、幸い、数台の空きスペースを見つけ安堵する。

 
                 

 山に向けての出発の準備で、車内の荷物を整理する。腹ごしらえをしながら考えてみると、飲料水と朝食の食べ物は買ったが、昼用の弁当を買うのを忘れていた。朝食用のサンドイッチとおにぎりを食べてしまったら、あとは非常用に持ち合わせた食料しかない。カップ麺とカロリーメイトやスナックをリュックに詰め込む。そうなるとコンロと燃料もいる。デイバックでピストンしようと思っていたが、荷物が多くなってしまった。


                                             

 9時30分、予定時刻を若干オーバーして「瑞籬山荘」前を出発する。表の「登山口」に回らず、駐車場から直接、登ろうと思ったが道があちこちについて解りづらい。前回の『白髭岳』のようにまったく違う道を行ったら、今回こそややこしい。《やっかい》で済めばいいが、迷いでもしたら大変だ。少しいったところで戻り、道標のある《正規の》登山道から入山する。

                


 小屋のある『富士見平』まで50分とある。1時間で行けば上出来か、と思う。林間のなだらかな道を登っていく。予想通り、1時間で小屋前に到着。ここから「大日小屋」を通り『金峰山』に至る縦走路が別れている。


                                        

 
 この小屋は「素泊り」だけだという。そのためか近くの木に「小屋利用の方は、温泉優待」の案内がある。
 小屋には立ち寄らず、先を急ぐ。しばらく進むと林道と交差し、その向こうに林間から頂きらしき岩の影が見える。近づいて見ると、それが「瑞籬山」の岩峰のようだ。早くあの頂きに立ちたい。心が躍る。


                                               


 しばらくアップダウンがあり、沢沿いに下っていく。小さな流れを渡ると広場がありその先は、いよいよ登りである。一服したあと、階段のついた取り付きから大きな岩のごろごろした急な道を登っていく。
 


                         
                         【 この沢を渡れば、ふたたび意外と厳しい登り道が続く 】


 行く手には大きな岩が道を遮っている。今にも転がり落ちそうな格好だが、小枝がそれを支えている様が滑稽だ。

                                            
                                                 【 小枝で巨岩を支える?】


 左手には、奇妙な円柱状の岩が林立し、右手が頂上方面なのか、岩壁がそそり立っている。『瑞籬山』の《ふところ》に入ったような感じだ。

        
                                       

 いくら進んでも登り道が続き、頂上に至道筋が見えない。やはり、早朝というか深夜から車を飛ばし、休息なしに行動開始した《つけ》が回ってきたのか、なかなか高度が稼げない。木々の間からは、まだ青空が覗いているが雲も出てきた。早く行かなければ、見通しがきかなくなる。気ははやるが、身体がいうことをきいてくれない。


       
           【 この標識を右に回り5分も登れば「頂上」の岩場の裏手に出る 】

 ようやく、頂上への「道標」があった。表から見えた岩峰の裏手をまわり、あっけなく5分ほどで頂上の岩の一角に出る。

                              【 これまでの道順 】                  
              


 しかし、すでにあたりはガスに覆われていた。斜めに傾いた大きな頂上岩の上を《表舞台》の方向に移動する。残念ながら、やはりガスに隠れて『ヤスリ岩』は見えない。

                                 
                                 【 頂上に到着-残念ながらガスで見通しきかず 】


 ガスは流れているので、暫く待ったら見通せるかと期待したが、ホンの少し見えたと思ったら、また隠れてしまう。しかたなく、昼食を取りながら待つことにする。


     
           【 ガスにかすむ「ヤスリ岩」】


 他に、登山者は2人。暫くしてもうひとり。シャッターを押してもらったあと、やはり残念そうに、下山していく。


                                          
                                                  【 頂上にて 】

 1時間粘ってみたが結果は同じ。私も降りることにする。午前中あんなに晴れていたのに。あと1時間早く着いていればと思うが、後の祭り。


           

 午後2時、山頂出発。2時間10分の行程を3時間かかって下山。

 宿の「瑞籬山荘」は山小屋というより民宿風である。車で来て、そのまま泊まれるのだから《予約》も必要なのだろう。予約の時、「相部屋でもいいですか」と改めて確認されたので、《山小屋でそんなの有り?相部屋で当然じゃないの》と思ったが、来てみて納得する。部屋は《学生アパート風》だが、個室になっており、ちゃんとした布団もついていて風呂もある。

                                         


  料理も、《山小屋のそれ》を想像していたので、思いの外満足できた。勢いで、生ビールを一気のみし、おかずをみて、さらに缶ビールを追加する。

                      
                     【「瑞籬山荘」の夕食-山小屋というより民宿か「国民宿舎」のような 】


 風呂から上がって部屋に戻ると、相部屋の《同居人》は明かりをつけたまま、布団を頭までかぶり寝ていた。大きなザックで縦走するといっていた。日程を食堂で聞いていたら、自分の行程で3日掛かるところを1日で走破してしまうという。明日は早立ちなのだろう。



                                                    【 つづく 】













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