遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

落語 柳家緑君

2018-11-12 13:14:11 | 日記
平成30年11月11日(日)

柳家緑君独演会

小春日和の日曜の午後、大須演芸場において
第二回柳家緑君独演会が催された。


大須観音の境内は多くの家族連れが賑わい、
混雑する中を通り抜け、万松寺商店街の
中程に
大須演芸場が在り、早くも長蛇の列が、、、
名古屋出身の「緑君」は柳家花緑一門の若手
のホープ。

この一門は話芸が上手く、特に古典の噺を
得意とされる。
今回の出し物は「嚏」(くしゃみ)を題材と
する「棒鱈」「くしゃみ侯爵」の2本と、

中入りに「かんから三線による演歌」漫談の
岡大介さんの「オッペケペー節」はさみ、
後半では、古典の人情噺「紺屋高尾」です。

かんから三線、岡大介



かんから三線とは、空き缶に木の角材を通し
(三味線の棹の部分)三味線の弦亦は釣糸を
張り、三味線と同じように音を出す、お手製
の楽器で、響きのある良い音が出る。
明治、大正の頃に時の政府等を風刺した文句
を街頭で唄う様に語り聞かせた話芸を、
今回、当時の文句のままで披露、、、、
「オッペケペー節」オッペケペッポぺっぽっぽ
これが今の時代(政治)にピッタリはまる。
会場から手表紙とヤンヤの喝采です、、
他に、昭和歌謡をかんからで会場と一緒に
唄う、、、、
彼は高座に上がらない時は、繁華街をかんから
で流しをやっているそうで、レパートリーも
多く、演歌からフォークソング迄幅広い。
近頃、芸をしない芸人がテレビに溢れる中、
未だ33歳とか、期待の若手芸人です、、、


落語のお話しは、次回に記述します。


今日の1句

寄席囃子小春日和に誘はれて   ヤギ爺