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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

今川焼

2018-11-30 15:40:20 | 日記
平成30年11月30日(金)

今川焼 : 太鼓焼、巴焼、義士焼



小麦粉を溶いて円形の型に流し込み、餡を包んで
焼いた菓子。
江戸時代、文化・文政の頃、神田今川橋の畔の、
小店で売り出したのでこの名称がついた。
桶狭間の合戦をもじって、「忽ち焼ける今川焼」
と囃し、扱いが簡単で直ぐに焼けるところから
最も庶民階級に親しまれた。



明治の「東京名物一覧」にも、当時の流行菓子
として挙げられ、同質異称の類似品が各所に続出
した。
現に「今川焼」の名が残るのが、威かに当時の
人気商品で在ったかが判る。


御座候




ご近所の方が、デパート(松阪屋)へ出掛ける
度に「御座候」(ござそうろう)を買って来て
下さる。赤餡(小豆)、白餡(てぼう豆)の2種
類が在り、餡がびっしり入ってとても美味しい。


この菓子は兵庫県」の姫路市に在る「株御座候」
が販売して居り、全国のデパート等で実演販売
して居る。


名古屋では松坂屋、名鉄等デパートで実演販売
している様だ。
この「御座候」も「今川焼」「大判焼き」等と
同種の焼き菓子である。


今日の1句(俳人の名句)

希望ふと熱き一個の今川焼     神田ひろ子


※今川焼は年中販売されているが、冬の季語である。