遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

あらたまの年

2021-01-01 15:58:29 | 日記

令和3年1月1日(金)

新 年 : あらたまの年

明けましておめでとう御座います

年の初めは、古きに「年立ち返る」という言葉が

在ったが、それは年が再び帰ってくるということ

新年を迎えるという事であった。

俳句の歳時記には、冬と区別して「新年」という

季題を設けている。

一月一日の元日の「元」は「初め」の意、

数え年で年齢をいっていた時代には、新年が来る

と年齢が加わる事を祝い、一年の始まりとして心を

新たにしたものである。

元朝(正月の朝)には、宮中で「四方拝」の儀式が

挙行され、庶民は自社へ詣でる。小学校では元朝に

「年の初め」の式典が催された。私が小学校へ通う

頃には未だこの式典が在り、「君が代」「年の初め」

の歌を歌い新年を寿ぎ、、、帰宅して親から年玉を

頂いた。それから友達と映画館へ行くのが楽しみで

あった。

(いつの日からか、こういった式典はなくなった)

 

前日の雪も夜には止み、今朝は積雪もなく、

朝刊の束を手にし寝床へ、、、前日、「蜜を控えて

自粛の正月休みを」の国からメッセージがあったが、

朝刊の、熱田神宮の初詣の写真と記事を目にすると、

例年より少なめだが、拝殿前には人が密集し、混雑、

「蜜を避けて下さい」の呼びかけがあったと記述。

午前7時過ぎ、東の空が黄金色に染まり、、やがて

神々しい初日が上った。「一日も早くコロナが消え、

世界中安心して寄り添える日が訪れまうように、、」

カミさんと二人、雑煮をいただく。今年は何もせず

であった。 が、カミさんの友人から昆布巻き、揚げ

巻き、酢の物等が届き、かみさんも肉巻き、だし巻き

煮しめ等を、、小さなお節とかまぼこ、カズノコ等

揃え、、二人には余るほどのお節料理となった。

食事を終え、TVの前に、、、、、、

今年の皇室の新年行事はコロナ禍で簡素化された。

新年の皇居一般参賀は中止となり、天皇皇后両陛下

によるビデオ・メッセージが流された。

天皇陛下の年頭挨拶の後、昨年のコロナ禍の様子を

振り返られ、「様々な理由により困難な状況に置かれ

ている人々の身の上を案じています、、、、安心して

暮らせる日が必ず遠くない将来に来ることを心から

願っています」と両陛下のメッセージがあった。

賀状が届く。が年々薄くなる賀状に目を通しつつ、

知人、友人の添え書きに安堵する。

 

今年もまだ暫くはコロナ禍の自粛生活が続きそう。

明日は娘達が、明後日には息子達がやってくる。

孫たちも大きくなり、狭い我が家では蜜を避ける為

仕方のないことで在ろう、、、(楽しみではある)

 

今日の1句

蜜を避け唯静かなる年初め    ヤギ爺

 

今年も駄文、拙句ではありますが宜しくお付き合い

願います。