遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蠟 梅

2021-01-22 16:43:23 | 日記

令和3年1月22日(金)

臘 梅 : 唐 梅

ロウバイ科の落葉低木

高さ2~5m、葉は卵形で対生する。

臘月(陰暦12月の異称)1~2月頃、葉の出る前に

香りの高い小さな黄色い花が、下向きまたは横向きに

数個ずつ固まって咲く。

その臘月に咲く梅という意味から臘梅とだという説

あるが、梅とは別の種類である。花弁を黄色で薄く、

蠟を引いたような光沢がある。

中国原産の木で、「唐梅」とも呼ばれている。

雪の降っている庭などで、その芳香が漂っていて、

この花に気づいたりすると嬉しい。

 

名古屋市の南部に位置する「白鳥庭園」は、熱田神宮

に近くとても美しい日本庭園で、「池泉回遊式庭園」

として、中部地方の地形をモチーフにして、木曾三川

の流れを描き、中央に池を配し小高い丘や滝等を巡り

四季折々の草花を楽しむ事が出来る。池を背にして松

に雪吊が施される。

今年は新型コロナウイルスの影響で、園内は閑散とし

ているが、入園は可能(夕刻5時迄)である。

緑濃い広い園内をゆっくり散策、橋をわたり、雪吊

を眺め、物音のない静寂の中を進む。

花の少ないこの時節、池の畔に咲く黄色の小さな臘梅

の花は何とも愛らしい、、、、、半透明で光沢があり

蝋(飴)細工の様で、辺りに微かな芳が漂う、、、、

池の畔にある茶房「汐入亭」に入り、抹茶とお菓子の

セット(650円)を注文、、、暖をとる。

窓外の庭園を眺めつつ、、、、、、

 

今日の1句

臘梅に心の鬱の和らぎし    ヤギ爺