令和3年1月22日(金)
臘 梅 : 唐 梅
ロウバイ科の落葉低木
高さ2~5m、葉は卵形で対生する。
臘月(陰暦12月の異称)1~2月頃、葉の出る前に
香りの高い小さな黄色い花が、下向きまたは横向きに
数個ずつ固まって咲く。
その臘月に咲く梅という意味から臘梅とだという説も
あるが、梅とは別の種類である。花弁を黄色で薄く、
蠟を引いたような光沢がある。
中国原産の木で、「唐梅」とも呼ばれている。
雪の降っている庭などで、その芳香が漂っていて、
この花に気づいたりすると嬉しい。
名古屋市の南部に位置する「白鳥庭園」は、熱田神宮
に近くとても美しい日本庭園で、「池泉回遊式庭園」
として、中部地方の地形をモチーフにして、木曾三川
の流れを描き、中央に池を配し小高い丘や滝等を巡り
四季折々の草花を楽しむ事が出来る。池を背にして松
に雪吊が施される。
今年は新型コロナウイルスの影響で、園内は閑散とし
ているが、入園は可能(夕刻5時迄)である。
緑濃い広い園内をゆっくり散策、橋をわたり、雪吊
を眺め、物音のない静寂の中を進む。
花の少ないこの時節、池の畔に咲く黄色の小さな臘梅
の花は何とも愛らしい、、、、、半透明で光沢があり
蝋(飴)細工の様で、辺りに微かな芳が漂う、、、、
池の畔にある茶房「汐入亭」に入り、抹茶とお菓子の
セット(650円)を注文、、、暖をとる。
窓外の庭園を眺めつつ、、、、、、
今日の1句
臘梅に心の鬱の和らぎし ヤギ爺