令和4年5月12日(木)
著莪の花 : しゃがの花、胡蝶花
著莪はアヤメ科の常緑多年草、中国原産
山地の湿った樹下等に群生する。 高さ30~70cm。
葉は剣状で深緑色をしており、光沢がある。
4~6月頃に、葉の間から抜き出た茎の先端が分かれて
白紫色で中心が黄色の美しい直径5~6cmの花が咲く。
古い時代の中国から伝来した帰化植物といわれている。
果実は出来ず、根茎からの走出枝で増える。
著莪の名前は、ヒオウギ(檜扇)に似たこの花の中国名は
射干(しゃがん)から、日本語読みにして「しゃが」著莪
としたという説がある。
この頃、名古屋市港区にある荒子川公園を散策していると
回遊路を行き交う人やランナーに出会う。
新緑の中を行くと、余り陽の当たらない路傍の木陰の下に、
白い花びらに薄紫と黄色の模様を施した美しい花が群れる。
緑陰の中に蝶が舞っている様で、其の名の通り「胡蝶花」
と言われる所以(ゆえん)か、、、、、。
今日の1句
著莪の花ゆるりゆるりと女坂 ヤギ爺