令和4年5月13(金)
夏みかん : ナツダイダイ
ミカン科ダイダイ属の常緑小低木、高さ3~5m
枝は広がり、葉は楕円形で葉柄は有翼。厚みがある。
初夏に葉腋に白い五弁の花を開き香りが強い。
花後、扁球形の大きな果実を付けるが風味が十分では
なく、樹上で越冬し翌年の晩春から初冬に採取する。
酸味と苦みを有するが、厚さを払う爽涼感が良い。
果実は大型で皮が厚いが、果肉は多汁である。
江戸の中頃に、仙崎(山口県長門市)に漂着したもの
が発見され、その後同県萩の武家屋敷の庭で栽培され
たのが始まりと云われる。
この仙崎の原木は今では天然記念物に指定されている。
明治時代以降、全国各地の温暖な地域で栽培される。
隣家の庭に夏みかんの木があり、この季節になると熟れ、
時に塀を越えて此方側に実が落ちることがある。
隣家より数年前から、毎年この頃になると夏みかんを頂
戴する様になった。
カミさんの大好物であるが、私はアノ酸っぱさが苦手。
私のために、カミさんは夏みかんの皮を剝き、一つずつ
袋から実を取り、ガラスの器に入れ砂糖をかける。
一晩冷蔵庫で寝かせたものを、湯上りに頂く、、、。
今日の1句
砂糖蜜光りしグラス夏蜜柑 ヤギ爺