令和4年5月14日(土)
えんどう豆 : グリーンピース
マメ科の一、二年草で秋に種を蒔くと、春には伸びて
紫、または白色の蝶形の花が咲き、やがて莢の中の実
が熟する。
莢は7,8cm程で中には5~7粒の豆が入っている。
莢を剥いて中の豆を取り出して食べるグリーンピース
と、莢ごと食べる莢豌豆とがある。
エンドウは古代エジプトやギリシャ等に記録が残って
いることから、世界で最古の農作物といわれている。
「フェルガナ」と呼ばれていたが、中国に渡り「豌豆」
(えんどう)と名付けられたのが名の由来とされる。
中国には5世紀頃に渡り、日本に渡来したのは8世紀
頃といわれる。
日本では「カラスノエンドウ」と共に雑草とされたが、
その後に栽培植物として育てられる。同じ地域、起源
を持つマメ科植物にはソラマメ、レンズマメ、ヒヨコ
マメなどがある。
未熟の莢や種実を野菜として利用する国はインドから
東アジアの国々が多い。
莢から実を採るグリーンピース等、豆を煮込んだスープ
とするのは、ヨーロッパ諸国に多い。
最近、莢と豆の性質を兼ね添えたスナップエンドウが
アメリカから渡来し多く食べられるようになった。
大きな莢は完熟寸前の柔らかさを保ち、中の豆も柔ら
かく、茹でたものをマヨネーズなどで、亦サラダ等で
食べられる手軽な食材として人気がある。
余談だが、豌豆にまつわる話として「メンデルが豌豆
を用いた実験から遺伝の法則を発見した」話は有名で
ある。
絹サヤの卵とじ
豆の飯、
今日の1句
お袋の豆飯の色旨し色 ヤギ爺