令和4年5月31日(火)
小判草 : 俵 麦
ヨーロッパ原産のイネ科の一年草、雑草
明治の初めに日本へ渡来し、観賞用に栽培された。
10~60cmの細い茎が直立している。
葉は麦に似て線形をして居り、長さは5~10cm。
葉幅3~5mm程、毛はないが葉の縁はざらつく。
夏になると茎の先に小判型の花穂が幾つも付き下向き
に垂れる。 小判型のふわふわした小穂をつけこれが
小判草の名の由来とされる。
花穂は、初めのうちは緑色だが熟すると光沢を帯び、
黄緑色に変化する。
形が俵にも似ているので「俵麦」の名が在る。
小判草は鉢植えにして、穂が風に揺れる様を鑑賞する。
土手や他の畔、また野原等に多く見られて雑草の仲間
、、と、私(ヤギ爺)は句仲間にこの名を教えられて、
季語としてやっと眺めるようになった。
今日の1句
小判草揺れて光りて風の道 ヤギ爺