遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

牡丹餅を喰う

2020-03-21 16:10:53 | 日記

令和2年3月21日(土)

牡丹餅を喰う

昨夜遅く、姉の葬儀、初七日を済ませ帰宅

何もせぬ儘、それでも疲れたのかよく眠った。

昨日と打って変わり、暖かな朝を迎えた。

公園からは子供等の声が届く、、、、、

カミさんはいたって元気で、再開した体操教室

へ出かける。昼、少し前にお好み焼き、ポテト

フライに忘れずに牡丹餅を買って帰る。

牡丹餅は、母が時に作り家族皆で食べた。

姉も大好物で在った、、、、

4年前の私のブログに「牡丹餅」をテーマに、

色々と御託を並べている(平成26年3月21日)

牡丹餅の諸説紛々、

字の如く、春の牡丹の花に似せ丸く大きな牡丹

餅と、秋の萩の花に似せ、小粒に咲き乱れる

小さめな「お萩」これが一般的な有名な説、、

もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち

米を主とするものが「おはぎ」とする説。

餡(小豆)を使用したものを「ぼたもち」で

黄な粉使用したものを「おはぎ」と言う説。

地方により、漉し餡を使い牡丹の花の様に

大きくしたものを「ぼたもち」、小豆を煮て

そのまま使い萩の花の様に少し小さめにした

ものを「おはぎ」という説。

お店等で同じものを作り、春に出すものを

「ぼたもち」、秋に出すものを「おはぎ」

という説。(亦、その逆もあるとか)

季節により呼称を変える(現在では夏、冬

は殆ど使われぬ由来)

春:牡丹餅(牡丹餅、春彼岸に先祖供養)

夏:夜船(餅搗きの音をたてない、夜船も 

     暗い中静かに漕ぎ出すから)

秋:御萩(萩の花、秋彼岸に先祖供養)

冬:北窓(搗き知らず、北窓には月は見え

     ず、月知らず、語呂合わせ)

牡丹餅のことわざ

棚から牡丹餅:努力をせず、予期せぬ幸運

       が舞い込むこと

牡丹餅は棚から落ちて来ず:思いがけない

    幸運は偶然転がり込む事はない

牡丹餅で腰を打つ:幸運が向こうから舞い

         込んでくること。

牡丹餅は米、辛抱は金:辛抱は何より大切

(フリー百科事典、ウイキペデイアより)

今日の1句

牡丹餅に故人を偲ぶ彼岸かな     ヤギ爺


春分の日

2020-03-19 14:49:32 | 日記

令和2年3月20日(金)

春分の日 : 彼岸の中日

二十四節気の一つ。太陽の黄経が零度となる。

太陽が真東から昇って真西へ沈む日で、昼と夜

の長さがほぼ等しくなる。この日を境にして、

昼の方が夜より長くなっていく。

春分の日を中日として、その前後三日づつの

計七日間を彼岸という。

その間、寺や墓に詣でたり、寺院では「彼岸会」

の法要が行われる。

我が家では例年,この日は墓参をし、牡丹餅を供

え食べる、、、習慣の様になっていた。

先日(16日)夜遅く、私の長姉が亡くなったと

の知らせが在った。

自宅で子供達が見守る中、食事を一、二口を

与えて暫くすると、、、急変し息を引き取った

との事である。

明くる日、「3月19日は友引の為、葬儀をず

らし、3月19日を通夜、3月20日を葬儀と

します」との知らせがある。

私の家族は戦時中の「産めよ増やせよ」の時代

6人兄弟の大家族で在った。

一番末っ子の弟が中学2年の1月に交通事故で

亡くなり、突然の訃報に両親は悲嘆に暮れた。

その後、、、他の兄弟、姉妹は伴侶を迎えて

伴に子を授かる。

両親もホットしたのか、或る年の夏に父親が、

後を追う様に母親が年の瀬に亡くなった。

皆、夫々の子供達も成長し、やがて伴侶を迎

へ、夫々の生活も落ちつき、、、、

夫々が少し老年期を迎えたこの10年の間に

先ず、私の2歳年上の姉がなくなり、数年後

家族の支えとなって居た、長兄が亡くなった。

4年前、私の直ぐ下の弟が亡くなった。

そして昨夜、長姉の通夜を執り行い、本日葬

儀の日を迎えた。

とうとう、私一人が残されてしまった。

よくよく考えてみれば、一番親不孝であった

私が残ったのは、両親が「お前は未だ未だ

未熟で苦労が足りない、今少し修行を、、」

との事なのかも知れない。

私自身は「もう充分、、これ以上何も良き事

のないこの世に余り未練はない」と、思って

居るのだが、、、、、

今日の1句

お彼岸や父母の許へと姉の逝く    ヤギ爺


合格発表の日

2020-03-19 10:07:18 | 日記

令和2年3月19日(木)

合格子 : 入試、受験

昨日は、愛知県公立高校の合格発表の日

受験子にとり、最も大切な時期に「新型

コロナウイルス」感染のニュースが広が

る中での高校受験、更には学校閉鎖とな

り、様々な行事を取止め、卒業式も簡略

化される。友との別れを惜しむ間もなく

合格発表の日を迎えた。

この日も感染にヒヤヒヤしながらマスク

着用をし、学校へ向かった、、、、。

発表の日を迎え、出来る事なら全員を

合格させてあげたい、、、。

昨年は、私の孫(男児)が受験し、家族

が皆心配しながら、平生を装い「発表」

を待ち、合格の知らせに安堵した。

今日の日を、同じようにヤキモキしながら

待つ親心、、、、察して余りある。

ニュースで「合格、弾む春」とある、、

受験生は全員マスクを着用し、発表を待つ。

発表の掲示を、一か所ではなく三か所に分散

自分の番号を見つけ弾む受験生、、、

「その場に留まらず、早めに帰宅を、」と

アナウンスがある。普段なら、その場で記念

撮影、、、友達同士、塾や学校の恩師等と

喜びを分かち合う姿が在るのだが、、、、

「新型コロナウイルス」はいつ終息するのか

見通しもつかず、世界中が大混乱を続ける。

例の、あの大統領の言動が、またまた世界中

を大混乱させている。

国内の感染が収まらず益々広がり、加えて

経済への影響が大きくなり、株価の大暴落

これ等の要因を全て他国に責任転嫁をし、

他国へ向け、大暴言、、反発する他国の

怒りを買い、益々政局は混乱していく。

良い事は全て自分の手柄とし、悪くなれば

全て他人の所為、、、、、

我国も、それどころではない「五輪」が

心配で、心配で、他人の事には構って

居られない。来よう、来まいが絶対五輪、

中止も延期も、いづれにせよ早く決定を

しないと、選手やそれに携わる方々も皆

困惑している。

決定を遅らせるほど、被害は大きくなり

皆が大迷惑し、混乱が広がる、、、、

来る方の国では、未だ選手が派遣標準記録

に達して居らず、予選会も中断したまま、

また、若し五輪を無理やり決行した折り、

他国(勿論、日本も)の選手が感染した時

どう責任を取られるのか、、、、、、。

 

今日の1句

笑み一つ高鳴り押さへ合格子    ヤギ爺


ぺんぺん草

2020-03-18 16:28:17 | 日記

令和2年3月18日(水)

薺の花 : ぺんぺん草

アブラナ科の越年草で、春の田畑や道端等

何処でも見られる。

直立した茎が伸びて、その先に白い小型の

十字花を多数付ける。果実が等三角形で、

三味線のバチに似ていることから「ぺんぺ

ん草」「三味線草」とも呼ばれる。

ナズナは「春の七草」の一つでもある。

正月七日に七草粥に入れて食べる風習が

ある。「薺」(なずな)は新年の季語だが

「薺の花」は春の季語である。

草丈は20~40cmで、春が終わる頃に

は50cnくらいにもなる。

花は十字形に4枚の白い花弁が3mm位の

小さな花が多数付く。

雑草扱いをされるが、食用(七草粥)として

利用される。

亦、開花期には全草に薬用の成分(コリン、

シュウ酸、リンゴ酸等)が多く含まれる。

胃液や唾液の分泌を促し、血圧降下作用が

ある。便秘、高血圧、止血、腹痛、利尿作用

や目薬にも良いとされる万能薬草である。

慣用句の、

「ぺんぺん草が生える」とは、荒廃した土地

 の様子をいう。

「ぺんぺん草も生えない」とは、転じて荒れ

 果てて何も残っていない状態で、財が一切

 残らない事を揶揄(やゆ)する言葉である。

もう、空き地には雑草が生え始めて所々には

ぺんぺん草が見え始めた。

三角形の部分(果実と言う)の上に小粒の

白い花が無数につている。これから盛りは

暖かくなる4月中旬から5月にかけて、、、

また、来月から公園の草取りが始まる。

 

今日の1句

我気儘ぺんぺん草と伴にいき    ヤギ爺


土 筆

2020-03-17 15:56:11 | 日記

令和2年3月17日(火)

土 筆 : つくつくし

トクサ科の多年草杉菜の胞子茎

春の日に応える様に、土手や道端に群生して

可愛い頭を並べる土筆。

土から生え筆の形をしているのでその名が在る。

杉菜と一つの地下茎で繋がり、杉菜に先立ち

生殖茎(胞子茎)を出す。土筆の頭には六角形

の亀の甲のものが、ギッシリ並んでいる。

日が経つと割れ目が出来、そこから胞子(緑色

の粉)が煙の様に飛び出る。胞子は弾糸と呼ば

れる翼を開いて風に乗り飛ぶ。

肉色をした茎の部分は一節ごとに袴があるが、

これが葉である。

カミさん等が参加する「体操教室」が今日から

再開した。学校の閉鎖とイベント等の開催自粛

の要請が出て以来、今日まで休止していたが、

久しぶりの再開にかかわらず、結構な人が集ま

ったと、喜んでいた。皆さん相当に退屈されて

居たのだろう、、(全員、入口で消毒、マスク

着用のまま、体操が始まった様だ)

その仲間から、土筆を頂いて来た。

週末に退屈する孫を連れ、土筆を摘みに出かけ

たとの事、、、、

私の周りには見当たらず、今年初めての土筆。

午後、早速カミさんが土筆の袴を取る、、、、

 

今日の1句

忘れをる土筆剥く妻午後三時     ヤギ爺