田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

そんなに悪いこと?

2019-12-26 | 日々の暮し

給食(病院食?)のイメージ/ネットから

 市立高校の教諭(62)が4年間、余った給食のパンと牛乳を持ち帰ったとして減給3カ月の懲戒処分を受けたとの報道があった。
 その内容は、15年から夜間定時制で給食指導を担当していたが、生徒の欠席などで生じた給食の余りを引き取っていたというもので匿名通報により発覚し、教諭は同日付で退職した。
 「廃棄するのがもったいないと思った」と話しているという。
 なお、持ち帰った給食はパン約1000個、牛乳約4200本で総額約31万円になるらしい。
 教諭は既に全額を市教委に返還した。

 これってそれほど大きな問題なのか。
 そもそも余った給食は廃棄処分されるのでは。
 食品ロスが問題になっている現在、「もったいない」と思い、転売などはせず食品の天寿を自ら全うさせてやっただけではないか。
 承諾を得ずに持ち帰り、自分の胃に納めたのが許せんというのか?

 結果的に市は廃棄する食物を教諭に31万円で買わせて退職させたことになる。
 あくどい商売をするのう。

 人情味の欠片もない寒々とした結末だ。
 底の浅い形式的乾燥社会を感じるのはこのジイサンの感覚のズレか。
 「遊び」のないブレーキは危ないよ。
 「清濁あわせ飲む」時もあるものよ。
 年末、外も寒いが話題も寒い。