中国は2013年7月8日、劉志軍元鉄道相に収賄と権力乱用の罪で死刑を言い渡したが、2年間の執行猶予を付けた。→7月8日THE WALL STREET JOURNAL
この判決に続き、2014年10月17日に、中国の高速鉄道計画を推進した裏で約4700万元(約8億1500万円)に上る賄賂を受領したとして収賄罪に問われた張曙光元鉄道省運輸局長に対し、北京市第2中級人民法院(地裁)は、執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡した。→10月17日THE WALL STREET JOURNAL
この2年の執行猶予が付いているため、服役中の態度が良ければ2年後に終身刑に減刑されると言うのだ。
不思議な中国特有の死刑判決ですね。
張被告はかつて鉄道省の副チーフエンジニアとして数十億ドル規模の高速鉄道計画に携わっていたが、2011年に解任され、取り調べを受けた。その後、13年9月に裁判が始まっていた。
張被告と劉元鉄道相は、中国の鉄道網を急速に拡張するプロジェクトを統括していたが、11年に反汚職当局に逮捕された。そのわずか数カ月後の2011年7月には温州市で高速鉄道の衝突事故が起き、40人が死亡、200人近くが負傷した。
この高速鉄道事故の原因として、企業からの賄賂やキックバックにより私腹を肥やすために、運用能力にそぐわない高度な技術を次々採用したことも挙げられてきたが、今回のトップの処分により幕引きが図られた格好だ。
しかし、鉄道建設の発注に絡み受け取ったとされる総額2,000億円とも言われており、川崎重工業などの名も挙がっていたが、死刑判決報道も淡々としている。
疑惑の究明がなされたのか、どうなっているのか、外部には不明なのが、中国のようです。
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この判決に続き、2014年10月17日に、中国の高速鉄道計画を推進した裏で約4700万元(約8億1500万円)に上る賄賂を受領したとして収賄罪に問われた張曙光元鉄道省運輸局長に対し、北京市第2中級人民法院(地裁)は、執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡した。→10月17日THE WALL STREET JOURNAL
この2年の執行猶予が付いているため、服役中の態度が良ければ2年後に終身刑に減刑されると言うのだ。
不思議な中国特有の死刑判決ですね。
張被告はかつて鉄道省の副チーフエンジニアとして数十億ドル規模の高速鉄道計画に携わっていたが、2011年に解任され、取り調べを受けた。その後、13年9月に裁判が始まっていた。
張被告と劉元鉄道相は、中国の鉄道網を急速に拡張するプロジェクトを統括していたが、11年に反汚職当局に逮捕された。そのわずか数カ月後の2011年7月には温州市で高速鉄道の衝突事故が起き、40人が死亡、200人近くが負傷した。
この高速鉄道事故の原因として、企業からの賄賂やキックバックにより私腹を肥やすために、運用能力にそぐわない高度な技術を次々採用したことも挙げられてきたが、今回のトップの処分により幕引きが図られた格好だ。
しかし、鉄道建設の発注に絡み受け取ったとされる総額2,000億円とも言われており、川崎重工業などの名も挙がっていたが、死刑判決報道も淡々としている。
疑惑の究明がなされたのか、どうなっているのか、外部には不明なのが、中国のようです。
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