初めて宝塚歌劇団を観に行った。
かっこいい。
酒飲みメタボで、週末ともなれば赤ペン片手に競馬予想をし、時にはバカ長履いて釣り針にミミズを通し、川にずぶずぶ入っていくおやじとは対極にあるかっこよさである。
以前何かの雑誌の相談コーナーにこんなのがあった。
女性に振られた男性が、「彼女のことが忘れられません。忘れるにはどうしたらいいですか?」
それに対する回答(今東光だったかな)が、「宝塚を観に行きなさい。世の中にはもっともっときれいな女性がいるってことがわかるでしょう」
というものだった。
なるほど、それはいい作戦だ、と思ったのだった。
いわきアリオスは4階まであり、4階は9列あり、1列は35席ある。
チケットの座席番号は4-C9-35。
いわゆる会場の一番後ろの一番右端。
ここからのステージは遥か下。
衣装が綺麗なのは分かったが、顔の判別は不可能。
それでも十分に楽しい時間を過ごすことができたのだった。
本家のムーランルージュを観た時もいいなぁと思ったが、こちらも負けてはいない。
いずれ宝塚大劇場に行くことにする。