3年前から家族で始めた「本を語る会」。
毎月1冊の本を決めて家族全員で読み、月末に感想を話し合う。
息子が金沢に行ってしまった後もLINEで続けている。
今月は「星を継ぐもの」。
星を継ぐもの (創元SF文庫) | |
ジェイムズ・P・ホーガン(著), 池央耿(翻訳) |
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東京創元社 |
ハードSFというやつ。
月には隕石と衝突したと思われるクレーターがたくさんあるのに、なぜ地球には見当たらないか。
ネアンデルタール人はなぜ人間の直系先祖ではないのか、なぜ絶滅したのか、などが実にわかりやすいし説得力がある。
そして、主人公が木星の衛星ガニメデから木星を見るところ。その文章が素晴らしく、まるで映像を見ているような錯覚を覚えた。
いくつかの疑問はあったが、名作だと思う。
これまで家族で語った本はこれだけ。
いわゆる純文学が少ないな。
続けるコツは、回し読みではなく、一人1冊ずつ買うこと。
もったいないと思う?