歌が上手くなりたいヤクザと、そのヤクザに歌を教える羽目になった男子中学生とのホロリとくる交流物語です。
正直、あまり期待して行ったわけではないですが、すごく面白かったです。
綾野剛演じるヤクザは原作とはちょっとイメージが違いますが、素晴らしい演技。
齋藤潤くんの声変わりで悩む合唱部の男子中学生も実に爽やかでした。
生き生きとした合唱部の面々、男子中学生の父母の子どもへの気遣い、芳根京子さんが演ずる合唱部顧問の先生のおおらかさ・・・。
この映画の登場人物ははほとんどがいい人たちでした。
なにより、ヤクザが昔ながらの任侠集団で、クスリには手を出さず、カタギには優しい人たち。
昔(戦前)のヤクザは不良少年たちに仁義を教えるような側面もあったと聞いたことがありますが、ここに出てくるヤクザはまさにそんな感じでした。
誰でも楽しめるいい映画だと思います。
↑ 原作のコミック
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