山の方からの頂き物

山みっつくらい向こうの知り合いからのもらい物。
自分の家の敷地ではえていた、福寿草と春蘭の植木鉢、３つ。
びっしり覆われたコケと、小さな陶器の鉢がなんともかわいらしい。

とても山の自然に畏敬の念を持ってらっしゃる方で、
「山のもんはいくらとってもなくならない」と熱心におっしゃる。
その上で
「それでも最近の、雪割草だけを乱雑にとっていくようなのはいけない。絶対にいけない」
と言っていました。

「限度」。
たぶんそれが大事なのでしょう。

私達は基本的に、山のものは山で楽しむ程度にしていますが
たまに、家の中でコケが見えるというのもいいなあ、と思えました。
雪割草は、とてもきれいに見える場所があるので
わざわざ採ろうとか、家の中で見たいとは思えません。

山の中で見るのが一番きれいですね、雪割草は。

「家の中である程度楽しんでから、外に植え替えてもいいですか？」
と聞いたら、その方、ふか～くうなづいてから

「なんでもいいんです。どんな風にしてもいいのです。
山のモンは、そんな簡単には死にはしません」と言ってくれました。

家の中の、使わないお皿を受け皿にして、３日に１回くらい水やりをしていたら
福寿草が黄色い花を咲かせました。

あたたかい春がきたら、外に植え替えてあげましょう。
それまでは、少し家の中で楽しませてもらいましょう。




たーさんへ：そうですねえ、かわいそうなおイモです。
我が家でも新聞紙をしいたり、発泡スチロールに入れたりもしたのですが
それでもダメでした。なむなむ。