目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

ぜんまい ざんまい

2007年06月01日 | いただきます!
集落の方から、ぜんまいをいただきました。
それもしっかりと干しあげた ぜんまいです。
持つと針金のように固く、においもない。
ここまで完全な形に干しあげるのは、熟練の腕が必要です。

その方は、本当にぜんまい干しの名人(絶対そう)で
今の時期に、お宅にうかがうと、むしろが3枚、
3段階に干されたぜんまいがずらりと並んでいます。

そして、田植えの合間を縫って朝から晩まで「30分に1回」(!)ぜんまいを、
揉みこんでいきます。
天候にもよりますが、2週間くらい続けるのだそうです。

一度、揉んでいる時にお邪魔したことがあって、
作業しながらお話をしたこともありました。
ものすごい手間がかかっているから、くれるなんて「おそれおおい!」と
びっくりしてしまいました。


干しあげるのも手間なら、もどすのも手間です。

90度のお湯でひたひたにして戻し、ぬるくなったらまた水をかえて
お湯につける。この作業を4.5回繰り返します。(これで3日くらいかかります)
この画像は、ちょうど4回目のふやかし作業後のぜんまいです。
これからだし汁に入れ、煮付けていきます。

つくづく
手間がかかるなあ(笑)


「食べることを面倒なんて言っちゃいかんよ(笑)」と
冗談のように連れ合いとしゃべったりするのですが、
どこまで分かっているものやら、です。


「昔は、それこそな~んでも自給自足しとったっちゃ」
80歳すぎのお母さんがおっしゃる「自給自足」には、ものすごい重みがありました。ずしんと。


「それでも、どうにかこうにか、有難いことに命をつないでこれた」
と言われた。忘れられない言葉です。




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2 コメント

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柿の葉茶 (てー)
2007-06-01 22:27:11
先日、不耕起栽培の田植えに見学かたがた手伝いに行きました。1町2反の大きな田圃で田植えには1日掛かりました。昼食をその農家のお宅でご馳走になりました。食後に飲んだのが柿の葉茶。とてもいい香りでおいしいお茶でした。ちょうど今頃の少しやわらかい柿の葉をさっと一茹でしてこれを乾燥させるだけで簡単にできるわよ、と奥様に聞き、早速作ってみました。
柿の葉を摘みとる、洗う、茹でるそして干すと工程は簡単なのですが、作業はなかなか手が掛かりました。特に干す工程は、重なった葉を一枚一枚ほぐさないと、湿度の高い佐渡ではなかなか乾燥しにくくて、これはなかなか手間の掛かる仕事であることを体感しました。
百聞は一見にしかず、といったところですかね。
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Unknown (てーさんへ)
2007-06-02 15:51:29
柿の葉茶、上手に作るのは難しいですよね。
我が家には柿の木がないので作っていませんが
スギナ茶とかドクダミ茶とかもできるそうです。
(味が好みでないので、もう作っていないのですが)

作るのが難しいわけではありませんが、やはり
常に気にかけていないといけないので面倒ですよね。
葉っぱを干していると何度か(というか何日も?)
夜に取り込むのを忘れてしまいました。

少しずつこの手間がりやの部分をなおしていきたいものです。
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