目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

原発をつくったメーカーは今も利益を追い求めています~2回目の3.11に~

2013年03月11日 | 核のこといろいろ
「そんなもんだよ」とはとても思えない現実が、今も目の前にあります。
今も16万人もの人が福島に帰れずにいます。

16万人!
佐渡の人口の2倍以上ですよ!

「家族でなく母子だけの避難のための生活費が2重に苦しいのに、
国も福島県も「安全」と言うので、補助金すらもらえない」という声を聞いた時はいたたまれなくなりました。


補償のための賠償金は、東京電力だけでは払いきれず、すでに3兆2000億円の税金が投入されています。

その上、2年前のあの事故収拾のために命がけで働いた労働者は「解雇」という形で切り捨てられようとしている
という事実を、友人から聞きました。(公的にはなっていないそうです)

それなのに、原子炉メーカーは責任を問われず、
さらに原発ビジネスで1兆円の売上高をめざしています。


その原子炉メーカーとは、あの日立東芝です。
日立は今後8年で原発ビジネスの売上高を2倍の3600億円に、
東芝は今後5年で1兆円の売上げ達成を目指すと公式に発表しています。

(サザエさんも見たくなくなってしまいそう・・・。)


トップ画像は、メーカー責任を問うためのアクショングッズ(ポストカード、ステッカー)です。
環境NGOのグリーンピースは、メーカー責任を問うための活動を行っています。
ネット署名を行っています。是非ご協力くださいませ。




また、知人の弁護士は
「福島原発事故に関し、厳正な捜査・起訴を求める署名」を集め、
公平な裁判、責任追及を求める活動を行っています。
(署名文書の一部を最後に転載しました。活動は大変活発です。)


活動報告を見るにつけ、思うことはただひとつ。
あまりに不公平すぎます!・・・よね?


これを見過ごしていたら、企業はもちろんですが、必ずツケは自分にもかえってきます。
弱者を痛めつける法案がさらにできるか、それともさらなる増税か、
どんな形かはわかりませんが、そんな風に思います。
決して他人事ではないです。

すでに放射能のツケが、孫の代まで支払わなくてはならなくなりました。
それならば、そのツケを「受容」するだけでいいのか?と問われたら、やはり答えは「NO」です。


あきらめている友人もいます。
だけどあきらめていない友人もいます。


あきらめていない人は大抵、活動の「ど真ん中」で、声を振り絞っている人です。
濃い失望につながる結果を既に何度も見てきた人こそ、実は一番頑張っているのですから、
私みたいな、まだ何もしていないような人間が、あきらめちゃいけない。

気持ちを持ち続けないといけない。

そう思っています。


(以下、「福島原発事故に関し、厳正な捜査・起訴を求める署名」文面です)

2011年3月11日の東日本大震災に伴い発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故は、
かつてなく大きな被害をもたらし、
1年10ヶ月以上たった今なお16万人が故里を思いながらかえることができずにいます。

また災害弱者の中には、
原発事故に伴う避難区域の設定によって過酷な避難を余儀なくされ、亡くなった人たちもいます。

これほどの巨大な人災でありながら、
福島原発の事故では、
政府も自治体も東京電力も、誰一人政治責任を追及されていません。

他の事故や災害と比べ、あまりに不公平であり、理不尽です。


福島原発告訴団は、こうした現状に危機感を抱き、加害者である国や東京電力、
原発を安全と宣伝してきた学者の政治責任を問うため、2012年3月に発足しました。

2012年6月に福島県内の被害者・避難者による第一次告訴を行い、11月には全国の被害者を集めた第二次告訴を行いました。

この告訴・告発を検察がどのように取り扱うのかに世界が注目しています。
巨大な事故を惹き起こした政府や企業が何の責任も問われなければ、政治国家としての土台は崩れ去り、
日本社会の信頼が損なわれることになるからです。



福島原発告訴団のブログ
「東電は自首しろ」のプレートが、胸に切ないです。







日常はあまりにも雑多で「(フクシマを)忘れそう・・・」と言った友人の言葉は
とてもストレートで、逆に胸に心地よい。
きっと、こういう人こそ「忘れない」。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿