目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

大掃除の後始末

2008年01月03日 | えこな記事
年末はこのゴミが随分多いそうです。「蛍光灯」。

うんうん、確かに多そうですね。
佐渡の分別ポスターを見ると危険ゴミなどで回収されていますが、
ホームセンターなど引き取ってくれるお店も増えてきました。

蛍光灯は回収されると、
貨物列車などを使って鉱業所にもっていかれ、分解され、
再び水銀やアルミなどにリサイクルされるそうです。

(蛍光灯が、危険ゴミといわれるのは「水銀」が微量であれ含まれているからなのだそうです)

蛍光灯の処理量が日本一のイトムカ鉱業所さん(北海道にあります)では、
毎年7500t近くの蛍光灯を再資源化しているそうです。
でも国内流通量に比べるとその量は1割程度といいます。

あれ?

蛍光灯に使われる水銀は、流通量から推定すると年間3t以上。
こちらの鉱業さんではリサイクルされた水銀は約400kg。

あれれれ?

とすると、残りの水銀2t以上は毎年、
日本のどこかで処理されずに消えていることになります。

そんな話を聞くと、佐渡にも思い当たる節がちらほらとあります。

蛍光灯は長いしかさばるしで、ついつい納屋などにほうっておき、時と共に劣化し
割れてしまい、燃えないゴミ行きというケースも多そうです。
となると、われた蛍光灯から水銀が土壌に流出されてしまいます。

ふうむ。私もこの話を聞くまでは蛍光灯がどうやってリサイクルされるのか知りませんでした。
知ると「必ずお店にもっていかないとなあ」と教育テレビのキャラクターのように
素直に思えます。100害あって1利なしですものね。

ゴミを何故分別するのか、そして分別された後どのようなレールをたどるのか、
そうしないとどうなってしまうのか。

ゴミ問題がもはや地球レベルになってしまった以上、
そこまで広報する意味はあるでしょうし、ある程度のレベル理解したほうが分別もスムーズにいくように思います。

イタリアでは省エネタイプの電球を国レベルで推進していく方針を決めたといいます。
こうした問題に対し、個人レベルでしか頑張れない日本はやっぱりちょっと遅れているかな。

「お金をためるのは簡単だけれど、使うのは難しい」と言った
宮本常一のお父さんの言葉をふいに思い出しました。


とりあえず、この蛍光灯はホームセンターにきちんと持っていこう。


資料:「生活と自治 12月号」



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ここが一番!佐渡のお寿司屋さん | トップ | 国産羊毛の雪柄靴下 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えこな記事」カテゴリの最新記事