目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

六ヶ所チューリップが咲きました

2007年05月10日 | 核のこといろいろ
つぼみがふくらんでから、なかなか花を見せてくれなかったチューリップが
ようやく花をひらいてくれました。満開です。

英国ではやっているという手抜き作物栽培方法「without digging」
(まんま「耕さない農法」)で植えたチューリップなのですが、
自然農法のせいか、茎が少しのびにくそうでした。

チューリップは青森の六ヶ所村へ行った時に購入したもので
集落の方からもらったものも含めて50個程度です。

枯れ草の上で、毎日猫が気持ちよさそうに寝転んでいます。
「あ~!倒れる、やめろ!!さわぐな~!」
6匹の猫は、チューリップがあろうとなかろうと喧嘩をやめないので、
見るも無残な状態になったチューリップもいくつか・・・。


今ちょうど、六ヶ所村でもチューリップ祭りが開催されています。
核施設建設反対への「過激にならない反対運動」の術としての
花を使った「反対運動」は、地元に受け入れられているらしいです。

今年は、六ヶ所の核再処理施設が本格稼動する年なので
大規模に行われるようで、映画上映会やカフェ開設などいろいろな試みが
なされるようです。


「青森の六ヶ所村へ行って、もうすぐ半年だね~」

ぼそっと連れ合いが言った時、「まだ半年しかたっていないの?」
と本当にびっくりしてしまいました(笑)
それくらいに、この半年は沢山のことがありました。

高知県では、高レベル放射性廃棄物の処理場建設に立候補した町長さんの
話題で騒然としました。
住民にとっては「寝耳に水」の話で、
現地の方から、私の通信へ問合せもあり、100部単位での配送をしたりもしました。
詳しくはこちら。現地の方の書いたブログです

青森付近の公共スペースを調べてから、通信配送をしたり、
普段は絶対にしない署名集めへの協力なんぞもしたりもしたりもしました。

そういう「普段めったにやらないこと」が、
時間の流れをより遅く感じさせたのでしょう。


連絡をとっている六ヶ所村からの通信「花とハーブの里」通信の最新号は
先が見えない核処理施設への反対活動を10年以上も続けてこられた
菊川さん達の悲痛な叫びそものでした。

目を閉じずに、そむけずに生きていることへのすごさは、
言葉にしにくく、
自分には想像することもできないような世界の中で生きておられる
のだと感じます。


通信の中身を少しだけ抜粋させてもらいます。
チューリップ祭りの詳細も。


●高レベル抗議行動すれ違い
3/27に入港予定の高レベル廃棄物。
作業を休んでの、仲間6人との抗議行動。
しかし、むつ小川原港はシーンとしたもの。
横断幕を張った後は、船影を求めて時々見張りをするくらい。

翌日も抗議活動をするため現地に向かうも、抗議する人は昨日よりもさらに少なく
社民党の車くらい。
県議選の真っ只中でもあり、六ヶ所村まで足を運ぶ余裕はなかったのでしょう。
おにぎりを食べてから、港を散策し、横断幕を風で乾かしてからたたんで
引き上げました。


●第14回チューリップまつり
「核燃にたよらない生き方を」そして
「過激にならない反対運動を」という意志を
反映させた、チューリップまつりが今年も行われます。

大きな畑いっぱいに咲くチューリップは本当に美しいものです。
お近くの方、ぜひ行ってみて下さい。

5/6(日)~20(日)午前8時~午後6時 入場料250円 高校生以下無料
・チューリップ・ハーブ販売 ・カフェ・ピースランド
・「六ヶ所村ラプソディ」「天国は作るもの」上映会(別料金)

●春分の日に出雲を出発→夏至の日に六ヶ所村に到着「walk9」


鎌仲ひとみ氏の「六ヶ所村ラプソディ」の影響もあってかもしれません。

核処理施設反対派である「花とハーブの里」に新規スタッフが2名増えた
という報はとても嬉しいものでした。


このチューリップは平和そのものといえる風景だと思います。
そして、この景色が毎年安心して見ることができたら、と思います。






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2 コメント

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Unknown (tomoさんへ)
2007-05-12 08:42:25
そんなコマーシャルがあったとは!見たことなかったです。おそらく電力会社のCM?
きっと安全ですよ~と言っているのでしょうねえ…。
チューリップの花はもうすぐ終わってしまうけれど、
この後は掘り返して、乾燥させます。(本を読むと)
結構手間がかかるようですが、生き物ですし、その分また咲いた時が嬉しいです。
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Unknown (tomo)
2007-05-11 10:16:27
チューリップの種一つ一つに、とっても思い入れがあるんですね。元気に咲いてくれるとそれだけ嬉しい気持ちが大きいし、元気づけられますね。
以前、地球の地下深くに原発廃棄物?を埋めるというコマーシャルを見たことがありますが、そんなことして地球環境うんぬんと言っていることと反するのではないか・・・と素人の自分でさえ思いました。地球を人間にたとえれば、それこそ迷惑な事ではないかとすごく感じました。
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