いちじくを植えました

樹を植えること、それは私にとって、とてもやりたかったことのひとつでした。
そして、それは今もそうです。

なので、こんな雨の中、わずかな晴れ間を見つけ
「植えておいでよ」と言ってくれた連れ合いには、深い愛を感じました。

植える樹は果樹なのに、果樹ができた後のことを、ちっとも考えずに
「ここに植えるね」と斜面を指差し、
「それじゃあ、いちじくができた時にはしごが立てられないでしょ」と
言われてしまう、そんな私なのです。

だけど、それでも樹を植えたい。

どんな森を作りたいのか、どんな樹種を植えたいのか、
そんなことはほとんど考えず、ただ植えたいという気持ちだけで

お小遣いを貯めては、せっせと樹を植えています。

できれば270本、樹を植えたいと思っているのです。
それが、人一人の生涯の分の酸素を吐き出してくれる本数だというからです。

単純です。

だけど、そんなバカみたいな単純さだけでもどうにかなるもんです。

雨にぬれたいちじくは、とてもきれいで、私はとても満足しました。

＜連絡事項・以前黒いちじく「ビオレ・ソリエス」について
お問い合わせいただきました谷さん、連絡先がわかりました。
ご一報くださいませ。＞