安保法案の差し止めを求めて三重県松阪市の若き市長が提訴を行い、
昨日も1万という人数の人間が国会をデモしたという報道がありました。
学生中心の集まりであるシールズが呼びかけた国会前抗議行動では多くの学生が賛同し、
代表である大学生が参考人として、昨日国会で堂々と自身の意見を述べていました。
ネットによる批判意見もありましたが、
国会という全国民が見ていると思われる場所で発言するのは、
ものすごい苦痛と疲労とともなうものだと思うと、
軽々しく批判をする気持ちにはとてもなれません。
わずか20歳程度の学生さんが、どれだけの勇気をふりしぼったのだろうと思うと、切ないです。
その極度のプレッシャーにたえ、
「連休が終われば忘れるなどと、国民を馬鹿にしないでください」と言った彼はすごいと思います。
自民党の視点にたって考えてみても、
この状況は非常に不利なことが多いのではないでしょうか。
緊急事態を察知し、お母さん達は、学び始めています。
女性自身という週刊誌が、安保問題を取り上げ、それが大反響になる、という希有な社会現象がおき始めています。
自民党議員にとって、お母さんたちが「頭がよくなって」は困ることが多いはずです。
神奈川では、乳幼児を持つお母さん達が自民党議員を招いて安保説明を求める集会を開いた
という報道がありました。
子ども達を「大学に入学させる」だけではすまない状況になってきていることを
お母さん達は肌で感じ始めているのです。
将来の職業が「人殺し」あるいは「その手助け」になるかもしれないのです。
誰がそんな政治を選ぶというのでしょう。
これまでのお母さん達が、政治に無関心であったことは否めません。
しかし、それは疲労困憊になりながら、育児をし、守るべき家庭があったからです。
将来をになう子ども達を守るために必死だったからです。
新聞を読むヒマさえないくらいの忙しさの中で、子どもたちを育てなければならなかったからです。
だから、多くを男達にゆだね、まかせていたのです。
ところが、まさか守ってくれるはずの男たちが、
いちばん大切なものを奪う用意を始めているとは!
お母さんたちは学び始めています。
なぜ、アベ政権はそれでも支持率を保持しているのか?
株価が上昇したことが評価されたから、といいます。
おかしいです。
なぜこんな時期に株価が上昇したのでしょう。
大きな要因が見当たりません。
それを調べてみると、多額の公金が株上昇のために使われている、ということがわかりました。
この事実は、大きくは報道されていません。
さらに調べてみると、
社会保障をけずって、過去最高の防衛費を捻出するといいます。
知りたくない事実が次々にでてきます。
こうやって、お母さんたちが、知られては都合の悪い事実を知っていっています。
自民党議員が「今後は女性自身対策を行わなくてはいけない」と発言しました。
対策はそこではありません!
「デモにでている人間の半分は「バイト」である」発言を行い
「連休が終われば、忘れる」と言い
「戦争の時は、後方だけしか守らないから大丈夫」と言い、
締めくくりに
「国民の命を最優先する」と発言します。
いつまでも、
「踊らされていろ」と言い続ける現政権の甘言に、
多くの人が惑わされないことを願います。