目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

大佐渡放牧のパンフレットができました!

2007年09月02日 | 大佐渡放牧トラスト
いや~、ようやくできました!大佐渡放牧トラストのパンフレット!
今回デザインを私がやらせていただきました。
なんといってもスタッフ2人の小さな小さなNPOです。できることは何でも自前でやっていかねばなりません。
それこそ偉い人の前で偉そうなことを発言することも、パンフレットを夜遅くまで折り込む作業も。

パンフレット表紙は切手をイメージしました。
右側が表紙で、左側が裏表紙。
下は、右側にめくった1番最初のページ。
牛によって守られているシャクナゲツツジの花をちりばめています。
このパンフレットは折込式で、完成版は正方形。
一般的なパンフレットよりも小さめです。
さらにいえば、1枚1枚織り込んでいく作業は自分でやらねばなりません(泣)

「え?ホントに?」
牛に関わるようになってから、はじめて知ることがいっぱいです。
「牛を山に放牧して、半年近くも山で芝を食んでもらうこと」
その行動には人の考え方を軽々と超えたものすごく大きな自然の営みが作用している、ということに気づいたのは本当に最近のことです。

牛の放牧がなされなくなると、
山はハゲ山になってしまい、土砂崩れがおきてしまう(!)のだといいます。
実際、牛の足が入らなくなっているところは土砂崩れが始まり、
傷跡を山の至るところに作り出しているという現実を、この前の勉強会の時に教わりました。

植林だけすれば土砂崩れがおさまるわけではない。
むろんダムだけでもいけない。
複雑にからまった自然の糸の一部がここにも見えます。
佐渡では1200年も牛との関係が続いていたのですが、うん、その1200年分の糸の長さなんだろうなあ。

いや~、つくづく佐渡って自然にしても文化にしても奥が深すぎて、一人のキャパじゃ納まりません。「誰か手伝って~」という感じです(笑)ホント。


微力ではありますが、牛の放牧を次の世代に残すためのお手伝いをしたい、と
思います。とりあえず次の給料がでたらきちんと正会員になろうかな。
(ホントに微力ですから。「大したことやってないじゃん」って怒らないでくださいね)

ちなみに表紙の牛の数が少ないのは、次の改訂版の時に牛を増やす予定だから。
牛が本当に増えていく、増やしていく予定、なのです。


募集:現在、ご自宅で佐渡牛を飼ってくださる方を探しています。
真摯な姿勢で牛と向かい合ってくださる方、御連絡くださいませ。



大佐渡放牧トラストのHPはこちら
http://slowmoo.com/



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tomo)
2007-09-03 10:11:48
デザインもステキでつい手に取ってみたくなります。佐渡に牛がいることは小さい頃には思ってもみなかったことなので、この年までホントに知りませんでした。
ところで、白雲荘が取り壊されるとのこと・・・9月10日から立ち入り禁止になるそうです。
なんか寂しい気持ちがします。牛の放牧に影響ないか気になります。
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Unknown (tomoさんへ)
2007-09-03 20:50:26
是非手にとってみてくださいねー♪(大声モード)
そうですか、白雲荘が。老朽化していたんでしょうね。牛の放牧にというよりも、どちらかというと(私のイメージ的にですが)自衛隊のレーダーがあるとこの近くというイメージが強いです。あと風力発電。
20年くらい行っていませんでした。
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Unknown (蛸山)
2007-09-04 19:45:58
いい感じですねー!
ヨーロッパのデザイン系の絵本みたいな表紙でかわいい!
早く読みたいです。
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Unknown (蛸山さんへ)
2007-09-04 22:19:01
いや~、嬉しいコメントありがとうございます。
会員さんの元にはもうすぐお送りしたいと思っています。今はせこせこ夜なべ作業で折り作業です(笑)
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