忙しい時にしか読めない本と、そうでない時にしか読めない本。
この本は間違いなく後者に属する本です。
図書館でひっそりと20年以上もページを開かれることのなかった本。
(貸し出し日のスタンプより。最後は昭和59年)
今、私ら夫婦の中でひそかな(というよりも大っぴらに)大ブーム。
貧しい開拓民生活の中で、愚痴ることも、悪態をつくこともなく、
それどころか自然の美しさを喜び、感謝しながら
一生懸命生きているローラに、無限大の共感。
これを読めば、ここで(田舎で)どんなに苦しい生活をしていても
「先輩がいる」と、堂々としていられることでしょう。
なんといっても自伝的児童文学。
全て実際にあったことだと思うと、信じられないと同時に、より共感も増します。
そんなわけで田舎暮らしをしたいと思う人はぜひご一読を(笑)
(もちろん人それぞれ田舎暮らしの理想は違うわけですが)
何故、この本が忙しくない時にしか読めないか、というと想像力が
想像以上に必要だから。
「あわい緑の絹のような小麦畑の、くっきり四角いすみと、その先に、
灰色がかった緑のカラス麦畑も見えていました。
はるか向こうには、緑の大草原の端に、太陽のいちばん外側のへりの銀色の
光がのぞいていました」
なんて描写は、読んですぐに風景を思い起こすことは難しく、
少々時間が必要。(私だけかもしれんが)
連れ合いは
「ローラが毎日、朝日を眺めている」ことがすごくいいらしい。
すまんね、寝坊ばっかりのツマで。
「プラム・クリークの土手で」
ローラ・インガルス・ワイルダー 福音館書店・刊
この本は間違いなく後者に属する本です。
図書館でひっそりと20年以上もページを開かれることのなかった本。
(貸し出し日のスタンプより。最後は昭和59年)
今、私ら夫婦の中でひそかな(というよりも大っぴらに)大ブーム。
貧しい開拓民生活の中で、愚痴ることも、悪態をつくこともなく、
それどころか自然の美しさを喜び、感謝しながら
一生懸命生きているローラに、無限大の共感。
これを読めば、ここで(田舎で)どんなに苦しい生活をしていても
「先輩がいる」と、堂々としていられることでしょう。
なんといっても自伝的児童文学。
全て実際にあったことだと思うと、信じられないと同時に、より共感も増します。
そんなわけで田舎暮らしをしたいと思う人はぜひご一読を(笑)
(もちろん人それぞれ田舎暮らしの理想は違うわけですが)
何故、この本が忙しくない時にしか読めないか、というと想像力が
想像以上に必要だから。
「あわい緑の絹のような小麦畑の、くっきり四角いすみと、その先に、
灰色がかった緑のカラス麦畑も見えていました。
はるか向こうには、緑の大草原の端に、太陽のいちばん外側のへりの銀色の
光がのぞいていました」
なんて描写は、読んですぐに風景を思い起こすことは難しく、
少々時間が必要。(私だけかもしれんが)
連れ合いは
「ローラが毎日、朝日を眺めている」ことがすごくいいらしい。
すまんね、寝坊ばっかりのツマで。
「プラム・クリークの土手で」
ローラ・インガルス・ワイルダー 福音館書店・刊