目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

佐渡市議会は、再稼働反対表明はしてくれないことが決まってしまいました。しくしく。

2015年10月05日 | 戦争法案だいはんたい

小さなほこらのお賽銭箱の上に、野良猫(いやもしかしたら飼い猫?)がどかんとのっかって眠っておりました。
猫は神様も恐れぬ感じがよいですね。これではお賽銭入れられませんな(笑)



寒い寒い3月から開始されていました、佐渡市議会への原発再稼働反対署名。

最終的に署名数は5724名となり、人口の約9%となっていました。

議会ごとに延期になっていましたが、今議会でついに決定! 結果は、否決(不採択)となりました。


佐渡の有力な産業である一次産業担い手のほとんどが加盟する農協漁協も

まきこんで集められた署名であり、話題性も非常にあったのですが、

大規模な声であるにも関わらず、議会が否決したことは、

ひとつの答えを導いているように思います。

残念なことなのですが、

議会は市民の声をスポイルしているとは言い難い、ということです。



「生活と自治」という友人が渡してくれた冊子の中で「地方議会」をテーマに、読者の人からの投稿が募集されていました。

(このテーマ自体があまり取り上げられないテーマで、感嘆してしまったのですが)

全部で5つの意見が掲載されていました。
おそらく皆女性のものと思われました。

一つ目が「役立つ実感持てず…」というタイトルで

「日常からかけ離れた遠い存在です。
子育てと仕事で必死の日々を送っていて、社会情勢がわかっていないからでしょうか、
議会が住民のために何かしてくれたと実感した経験は残念ながらまだありません。」

という言葉が印象的な投稿でした。30歳の女性の方で、
失礼ながらも、多くの女性の方がこう思っているのではないか、と思いました。思わず。
半分あきらめているという文章も含まれていて、この投稿が第一番目ということからも、
色々と象徴的と思いました。


二つ目が「子育て中でも開かれた場を」というタイトルで、

「インターネットで市議会のホームページから一般質問の日を確認し、
興味があるときには本会議を傍聴に行きますが、きまって感じることがあります。

議場の議員の席にも、行政側の席にも、傍聴席にも、女性の姿がとても少ないのです。

私が傍聴する理由は、生活に直接かかわる瀬作や方針が決まって行く議会を、
誰かどう運営しているかを見て考えたいからです。
ただ2歳になる子どもを連れて行けないことが不便です。

子育て中の親も傍聴に生きやすいような設備があればいいと思います。
足を運びやすい、開かれた議会を望みます。」


という37歳の方のもので、非常に政治に前向きになっている方なのですが(少なくともあきらめてはいない)
でも、政治側が(無意識であれ意識的であれ)排除しようとしている、と感じてしまうのでしょうね。

私も子どもを連れて議場に行ったら
「子どもさんの声が中継に入ってしまいますので、入らないでください。
そちらで、テレビで中継されていますから、そちらを見てください。」とぽーいとされてしまった経験がありますから
この人の気持ち、いたいほどよくわかります。


以上が、女性と議会とをからんだ、色々な想い、気持ち、投影されている文章でした。


さて、

農協と漁協という、確実な有権者である市民の声が集まったのならば、もしや、とも思った請願、署名活動、
でしたが、
署名の不採択は本当に残念です。


再稼働は戦争案とも、もろに直結する重要な事柄です。



10月4日の東京新聞でも、

「福島第一 止まらぬ汚染水流出 溝上流でもくみ上げ」というタイトルで驚くべき記事がありました。

「東京電力福島第一原発で建屋周辺の汚れた雨などを集めるK排水溝の水が、
八回にわたり堰(せき)を越えて外洋に流出し、

溝を流れる水に法定基準の数十倍もの濃さの放射性セシウムが含まれることを知りながら、
東電は公表せず、まともに対応しなかったことが発覚した。」

とありました。

またかい!という感じですね。
また海に放射性物質が濃縮してしまったのですか!また!
この国の首相は「遺憾だ」くらいしか言わないし…。


仮に柏崎刈羽原発が爆発して、福島原発並みの被害が起こったとして、
きちんとした対応をするとは、到底思えない行為を繰り返しています。

(この記事を見た時、つい年を見返してしまいましたが、ちゃんと2015年、本年でした。本年でした!

事故から、こんなにたっているのに、まだこんな愚鈍な対応をしていることがなんとも情けない。




有権者が選挙できなくなる法律案がささやかれているという噂は本当でしょうか?

なんとしても、その前に「選挙を!」と思います。

「あきらめる」とか「あきらめない」、とかいう問題ではない、と感じている今日このごろ。




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