目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

風のようにやってきて、風のように去っていった旅人

2010年04月11日 | 田舎暮し賛歌
毎年この時期に佐渡にやってくる二人の旅人がいます。
彼らは一年のほとんどを、
日本各地の「助っ人」を必要とする人のところへ出掛けて、
その家に住み込み、「農的」なお仕事を手伝ってくれるのです。

住み込むところは
家族で経営している農園だったり、陶芸家さんだったり、
一風変わった田舎暮らしをしているところだったり(我が家のことですよ)
とその時々で行く場所の性格は違います。

でも、共通するのは皆「助けを必要とする人」ばかりです。

田舎暮らしというのは、本当に細々とした小さな労働の
莫大な数の積み重ねによりますから、頼みたい仕事は常に山ほどあります。

だけど、田舎暮らしをする人はお金がない人がほとんど(笑)
彼らは、そんな人たちの強力な助っ人でもあるのです。


自分達のことを「『農的』便利屋」、あるいは「『農的』ハウスキーパー」
と呼んで謙遜しますが、
私から見ると、拝みたくなるくらいに物も資源も最小限、かつ
最大限に活かして、この世を生きている仏様のような人たちでした。


二人の謙虚な生活態度にはとにかく恐れ入りました。

お風呂のお水も、はみがきのお水も、飲み水も最小限に使われています。
食べ物も今ある材料で驚くほど美味しい料理を作ってくれます。
その使い方は全く貧乏くさくなく、スマートで「かっこよい」のです。

自分のこれまでの生活態度を大きく見直すきっかけを作ってくれました。

そんな彼らに、今回、新しい薪小屋を作っていただきました。
ただただ恐れ入るばかりです。
心からの感謝を彼らに。

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