かぼちゃジャム、つくりました

集落の方から白カボチャをいただきました。
肌の白いカボチャ、というのは、ここに来てからはじめて知りました。
集落に引っ越してきてから、いただくかぼちゃはだいたいこのカボチャ。
もしくはゴツゴツの肌の、よく絵で描かれる日本カボチャのどちらかです。
やはり、寒い冬の間も保存がきく皮の厚いカボチャを皆さん
育てていらっしゃるようです。
でも、この白カボチャの種はあまりお店では見かけません。

「こういうカボチャの種はどこで手に入れているのですか？」と聞くと
「アブツ市でこうたっちゃ」という返事。
「アブツ市ってどこでやっているんですか？」
「ミョウセン寺だっちゃ」とのこと。

聞くと、５粒とか10粒というような単位でも買うことができるらしく、
「５粒買えば１つは芽がでるから、それを次の年に種にすればいい」というような
大らかさで購入しているようです。

お寺でやる市は、1ヶ月に何回か行なわれる定期市と違って１年に１回だけ
行なわれる市。
毎月、決まった日に開かれる「月市」に対して、
１年に１回しか開かれない市を「野市」と呼ぶそうです。

月市は今もにぎわっていますが、野市のほうは衰退のスピードが速いそうですが、

その理由は「昔は市のときしかモノが買えんかったが、
このごろでは、平日でも買い物ができるようになったので、
わざわざ野市を待って買う者はおらんなった」ためではないか、とのこと。

アブツ市も、ミョウセン寺も佐渡人だけれど一度も行ったことがありません（笑）
一度行ってみたいものです。

さて、この白カボチャは、お店で売っている西洋カボチャと違って皮は固くて
食べられません。なので、皮をむいてジャムにしてしまいました。
おととしは、10個以上もの白カボチャを全部連れ合いがジャムにしてくれたので
上手に作れるのは連れ合いのほう。

コツは、火にかけたら根気よく力強く練りこむこと、だそうです。
赤ちゃんを抱いたまま、無理な姿勢で（笑）長時間練りこんでくれました。
栗きんとんみたいに食べることもできますよ。

赤ちゃんがいると、普段なら１時間でできることも10倍時間がかかります。
のんびりかまえていこうと思います。