目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

母の友に投書が掲載されて

2012年07月17日 | 核のこといろいろ
最新号の「母の友」8月号で、投書したお手紙が掲載されました。

投書したのは、娘を産む3日前。
大雪が降り積もる中で、祈るような気持ちで書いたのを覚えています。
随分時間がたってからの掲載のご報告で、
母の友さんからのお電話がきた時は、びっくりしてしまいました。


原発についての記事に共感したこと、そして自分もそうした情報を伝えることを
小さくても続けていること、などを書きました。


母の友は、「幼い子を持つおかあさん、おとうさんに。子どもにかかわるすべての人に」
というサブタイトルを持つ、小さな雑誌ですが、

中身は、とても月間とは思えない密度の記事のオンパレードで、
一冊のハードカバーの本並みの重みと内容の充実さがあります。

「子ども」というものを、重要な社会の一員としてとらえ、
なおかつ

個性を持つ人間としてとらえている。

それでも、一人の人間として認めながらも、ちゃんと守られるべき存在として
とらえられている、そんな雑誌です。



こんな編集方針で雑誌を作っている人たちの手記には、
読んでいると心からほっとします。

子ども達の決して楽観できない状況への警告の特集にすら、そう感じられるのは、
やはり、危機感を持ってこれらの問題に取り組んでいる人の姿を感じ取ることが
できるからだと思います。


福島原発の事故は
「子どもの未来」を常に考えてきた、「母の友」にとって、
見過ごすこともできなければ、
一回や二回の特集で終わるものではない、と感じるのは無理のないことで、

実にすでにほぼ毎月にわたって、なんらかの形で特集が組まれています。

しかも、それが全部読み応えがあるのが、すごいことです。
チェルノブイリ事故の頃の記事
(ぐりとぐらの作者さんと環境問題では高名な高木氏との対談)を再校正して、再度掲載したり、

福島で今も暮らすことを選んだお母さんの率直な気持ちに体当たりしたインタビュー記事、、
福島で保育園を運営している保育士さんのお話、
鎌仲ひとみさんのインタビュー記事も特集されていて、心から共感しました。

ほとんどが現場での声、というのもすごいことです。


投書の中では、私の通信をご希望の方にさしあげます、と書きました。
すでに何人かの人から要望のお手紙をいただき、郵送作業に追われています。

励まされる想いです。

でも一方で、すでに原発事故の現実に絶望的になっているお母さんもいらっしゃるので、
「いそがないと」という気持ちもあります。


掲載されたお礼にと、福音館書店発行の絵本を贈呈いただきました。
絵本大好きな息子にはたまらないプレゼントでした。

かなり気に入ってくれました。

絵本を楽しめる息子の将来が、少しでも光残るものであるように、
道筋を作ることができるように。

できることを、ちょっとでもいいから、やり続けたらいいなあ、と思っています。











いただいた絵本の「おばけのコックさん」はナンセンスなストーリーがいい感じ。
くすくすと笑える感じに楽しめます。
福音館のだす絵本って、まじめに遊んでいて、大好きです。



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