日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

立ち止まるという前進

2008-01-27 | 危機管理
前進あるのみ!
なんて男らしいのでしょう。
しかし、この一言
一歩間違うと何の戦略も作戦も無いにもかかわらず
それでも前へ進めという風にも聞こえます。

某企業の社長様が冷静な判断をされました。
敢えて会社を一旦休ませるという決断です。
そして自らは従業員となって他社で働くのだと言われます。
この判断は従業員がいないからできるということもありますが
それでも、殆どの社長が出来ない決断です。

ここで引くのは男らしくない!
そんな潔さを見せて討ち死にしていく姿をたくさん見てきました。
必要なのは討ち死にすることではなく生きながらえることです。
生きながらえる中でもう一度体制を変えていけばよいのです。

そういえば江戸時代の繁栄を作り上げた徳川家康も
たった一度だけ負け戦をした事が有ります。
三方が原の戦いです。
たった一度の負け戦ですが、脱糞しながら逃げ帰ったとか
お金も払わず小豆餅を食べ逃げたとか
その店主に捕まってお金を払わされただとか色々逸話も残っています。
それでも生き延びたが故にあの繁栄を作り上げることが出来たのです。
無理に前進し続けないという勇気も必要という事です。

立ち止まるという勇気はなかなか持つことは難しいものです。
意地があります。
人目があります。
妙な期待感があります。
このようなことは一切拭い去り
立ち止まりもう一度足元を固める勇気を持ちたいものですね。
コメント
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