先ずはお願いです。
「おでんと石焼はらこ飯の定食その1」からお読みください。
ここから読んじゃうとそのおいしさが分かってもらえないかもしれません。
少し時間を前に戻して…
席に着くやいなや
「これ下さい!」
わたしの右手人差し指はしっかりと
「おでんと石焼はらこ飯の定食」を指差していました。
石焼ですから時間がかかるであろうという事で
お店の人にトイレを聞き小用を済ませてから
ランチが来るのを待ちました。
待つことしばし・・・
ジュウジュウと石鍋の焼ける音がしてきました。
まさか私が注文した品物がもう来るなどとは期待もしていなかったのですが
ジュウジュウという石鍋が具を焼き上げる音が近づいてきました。
おおー
その時お店のお姉さんが私の所へ
「おでんと石焼はらこ飯の定食です。」
そう言って、すぅーっと私の目の前に賑やかな音を立てているお膳を置いてくれました。
「お熱いのでお気を付け下さい。」の言葉を聞かなくても
ジュウジュウとご飯を石焼鍋が焼いている音を聞いているだけでも
その熱さは十二分に感じる事が出来ました。
お膳の上では石焼はらこ飯の他にも
七品が入ったおでんの器(直径20センチはありそうでした)
豆腐とわかめの味噌汁
寄せ豆腐
香の物が所狭しと並んでいます。
私は目の前の箸立てからお箸を取る前に
お膳に付いていたスプーンをグワシッと握りしめ
はらこ飯にスプーンを立てました。
そうそう
はらこ飯と云ってもなかなか想像が出来ないでしょうから少し説明をしておきましょう。
石焼鍋の直径は約18センチ深さは約6~7センチと云うところでしょうか
その石焼鍋の中に厚さ2~3センチの深さでご飯が敷いてあり
その上には大きめのお刺身大の鮭のはらこが5~6枚程度並べてあります。
そしてその上にはいくらが大さじてんこ盛り一杯分ほど載せてあり
一番上には色合いに刻みのりが一つまみ載っていました。
ジュウジュウ音を立てるほど熱い石鍋です。
スプーンで掬って口へ運ぶのも一瞬躊躇します。
唇に近づけただけで
その具の熱さが伝わって来るのです。
私は上の前歯でハフハフ云いながら火傷をしないようにしながら
スプーンからはらこ飯を口の中に導き
そして熱さが程良くなるまで
舌を上手に使いながら口の中で具財を転がし
一気に喉を通らせるのでした。
口の中に広がるはらことイクラの絶妙な味わい
まさに絶品です。
また一口
そしてまた一口
きっと周囲からは
何日間も食事を取っていないように見えたかもしれません
それ位にガツガツと食べていたように思います。
なにせ
早く食べないと生のはらこは石焼鍋によって焼きあがって行ってしまいます。
そこで急いでという事になるのですが
そこはこの定食の絶妙なバランスで
ご飯にお焦げが出来て来るのと同時に
生のはらすがレアの焼き具合に焼きあがってきて
一粒で二度おいしいグリコのキャラメルの如く
食材を口の中で何通りにも味わう事が出来るのです。
ガツガツハフハフ
ガツガツハフハフ
額に汗して一生懸命に石焼はらこ飯をほとんど平らげてしまいました。
「おでんと石焼はらこ飯定食」なのにです。
そう
もう一つのメインである筈のおでんそっちのけで
はらことイクラとお焦げを堪能してしまっていたのです。
しかしもう遅い
石焼鍋の他の寄せ豆腐やお味噌汁香の物も順をついて
早く食べろと恨めしげに私を見ているではありませんか!
これはいかん!
私とした事が
バランス良く順序立てて食事をするという
セオリーを忘れてしまっていたのでした。
あと2~3口だけはらこ飯を残したまま
寄せ豆腐に取り掛かりました。
ウンウン
これはよくある寄せ豆腐
それではそろそろ
もう一つのメインであるおでんに取り掛かろうとした所なんですが・・・
が・・・
もうこんなたくさん書いてしまいました。
長文をできるだけ書きたくないと思っているのですが
なぜか食べ物ネタになると長くなってしまいます。
この続きは「その3」で書きたいと思います。
もうしばしお待ち頂けると幸いです。
「おでんと石焼はらこ飯の定食その1」からお読みください。
ここから読んじゃうとそのおいしさが分かってもらえないかもしれません。
少し時間を前に戻して…
席に着くやいなや
「これ下さい!」
わたしの右手人差し指はしっかりと
「おでんと石焼はらこ飯の定食」を指差していました。
石焼ですから時間がかかるであろうという事で
お店の人にトイレを聞き小用を済ませてから
ランチが来るのを待ちました。
待つことしばし・・・
ジュウジュウと石鍋の焼ける音がしてきました。
まさか私が注文した品物がもう来るなどとは期待もしていなかったのですが
ジュウジュウという石鍋が具を焼き上げる音が近づいてきました。
おおー
その時お店のお姉さんが私の所へ
「おでんと石焼はらこ飯の定食です。」
そう言って、すぅーっと私の目の前に賑やかな音を立てているお膳を置いてくれました。
「お熱いのでお気を付け下さい。」の言葉を聞かなくても
ジュウジュウとご飯を石焼鍋が焼いている音を聞いているだけでも
その熱さは十二分に感じる事が出来ました。
お膳の上では石焼はらこ飯の他にも
七品が入ったおでんの器(直径20センチはありそうでした)
豆腐とわかめの味噌汁
寄せ豆腐
香の物が所狭しと並んでいます。
私は目の前の箸立てからお箸を取る前に
お膳に付いていたスプーンをグワシッと握りしめ
はらこ飯にスプーンを立てました。
そうそう
はらこ飯と云ってもなかなか想像が出来ないでしょうから少し説明をしておきましょう。
石焼鍋の直径は約18センチ深さは約6~7センチと云うところでしょうか
その石焼鍋の中に厚さ2~3センチの深さでご飯が敷いてあり
その上には大きめのお刺身大の鮭のはらこが5~6枚程度並べてあります。
そしてその上にはいくらが大さじてんこ盛り一杯分ほど載せてあり
一番上には色合いに刻みのりが一つまみ載っていました。
ジュウジュウ音を立てるほど熱い石鍋です。
スプーンで掬って口へ運ぶのも一瞬躊躇します。
唇に近づけただけで
その具の熱さが伝わって来るのです。
私は上の前歯でハフハフ云いながら火傷をしないようにしながら
スプーンからはらこ飯を口の中に導き
そして熱さが程良くなるまで
舌を上手に使いながら口の中で具財を転がし
一気に喉を通らせるのでした。
口の中に広がるはらことイクラの絶妙な味わい
まさに絶品です。
また一口
そしてまた一口
きっと周囲からは
何日間も食事を取っていないように見えたかもしれません
それ位にガツガツと食べていたように思います。
なにせ
早く食べないと生のはらこは石焼鍋によって焼きあがって行ってしまいます。
そこで急いでという事になるのですが
そこはこの定食の絶妙なバランスで
ご飯にお焦げが出来て来るのと同時に
生のはらすがレアの焼き具合に焼きあがってきて
一粒で二度おいしいグリコのキャラメルの如く
食材を口の中で何通りにも味わう事が出来るのです。
ガツガツハフハフ
ガツガツハフハフ
額に汗して一生懸命に石焼はらこ飯をほとんど平らげてしまいました。
「おでんと石焼はらこ飯定食」なのにです。
そう
もう一つのメインである筈のおでんそっちのけで
はらことイクラとお焦げを堪能してしまっていたのです。
しかしもう遅い
石焼鍋の他の寄せ豆腐やお味噌汁香の物も順をついて
早く食べろと恨めしげに私を見ているではありませんか!
これはいかん!
私とした事が
バランス良く順序立てて食事をするという
セオリーを忘れてしまっていたのでした。
あと2~3口だけはらこ飯を残したまま
寄せ豆腐に取り掛かりました。
ウンウン
これはよくある寄せ豆腐
それではそろそろ
もう一つのメインであるおでんに取り掛かろうとした所なんですが・・・
が・・・
もうこんなたくさん書いてしまいました。
長文をできるだけ書きたくないと思っているのですが
なぜか食べ物ネタになると長くなってしまいます。
この続きは「その3」で書きたいと思います。
もうしばしお待ち頂けると幸いです。