晴耕雨読、山

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深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(終)

2013年08月15日 | 

今回の山行を思い返しての雑メモ▲光小屋が超満員ということから急遽、光岳から聖岳へ北上するコースに変更したが、やはりガイドブックの案内や多くの登山ツアーと同じ南下コースが良いと思える。それは西沢渡~薊畑で登り、易老岳~易老渡の下山のほうが足への負担が軽そうだし、少しづつピークの高度を下げて行くという精神的なものもある。

                        

 稜線までの両ルートともヤマビルの情報があり、長袖・スパッツ・首回りの防備・虫よけスプレー・キズ薬など準備したが、被害は無かった。好天時だったせいかもしれず、薊畑からの苔むす森の雨降り時はウヨウヨいそうな気がする▲便ガ島はキャンプ場の設備(炊事・食事テーブル・トイレ)もあり、就寝時の暑さ対策があれば車中泊やテント泊には良い。ただし、林道の通行可能時間(08:30~17:00)、延々と続く狭い・連続カーブの道、落石やタイヤパンクなど気が抜けない。台風や大雨が何日も続けば昨年同様に通行止めになると思われる。それと中央道飯田ICからの道、ナビは矢筈トンネルを抜けると「しらびそ高原」へ入り込んでしまうので、ネットから取り出せる「遠山郷までのロードマップ」を参考にしたい。

今回のコースは技術よりも体力だったが、疲れた足で稜線から急傾斜の下山時、特に雨天時やその後の滑りやすい登山道・木の根・岩などには注意が必要だ▲こじんまりした光小屋の利用は予約状況をHPで確認、空いている時期に泊まりたい。食事の条件など厳しいが、小屋蕃さんはオカミサン含め親切で、飲み水や自炊用の水はペットボトルで貰えて、きれいな小屋で快適に過ごせる。▲もう少し眠りたい山小屋の朝3時、ガサゴソやる人が2泊ともいた。時間ある前日のうちに準備するか、それとも音をたてずに、あるいは小屋の外でヘッドライト付けて準備するなど気配りが出来ないものだろうか。

                        

最後に、ひとり登山をしていると寂しさもあるが、色々な人とも巡り合える。今回も運転席で2泊し、聖・光岳をピストン往復の群馬・嬬恋の66歳のトラックおじさん、聖平小屋での一夜、寝袋で肩擦りあった神戸から来た日本酒好きの人、神戸大学在籍の写真好きの陽気な外国の若者3人、車中泊まで暇だからと便ガ島から易老渡まで車で送ってくれた長野・佐久の方など、楽しい出会いがあった。また、どこかの山で再会したいものだ。