さきたま緑道のウォーキング。陽射しはまだ強いが木陰に入ると初秋を感じさせる涼風が心地よい。歩いている人、ところどころのベンチで休んでいる人、元気に走っている人など、いつもより多いみたいだ。家の中のエアコンや扇風機ではなく、もっと気持ちの良い自然の風に会いに来ているのだ。以前の朝日新聞の「天声人語」にこうあった。<季節の移り変わりについて『徒然草(つれづれぐさ)』はいう。〈春暮れてのち、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず〉。一つの季節が終わるのを待って、次がやってくるのではない。兼好法師は続ける。〈春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通い……〉。兆した夏が、いつか春を追い払う。自然の息遣いとはそういうものか。>
彫像に写る人影
暑さ焼けか、紅葉はまだまだ先