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雑記…

深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(3)

2013年08月14日 | 

登山3日目の朝、薄曇りだが今日も晴れの予想だ。小屋の4:30からの朝食を済ませ、いよいよ最後の聖岳をめざす。薊畑分岐からはサブザックで肩への負担は軽くなったものの、急坂に心拍と足の重さはあまり変わらない。小聖岳で一呼吸、見上げれば聖岳は大きく、威圧的にそびえ立つ。やせた尾根を登り下りし、終わりが無いような砂礫の大斜面の登りを一歩づつ、ひたすら歩を進める。涼風とキキヨウなどの花の声援を受け、登り切った山頂からの眺望は見事だ。

 ガスの切れ間から赤石岳へつながる山なみ、振り返れば遠く光岳は雲の中だが、たどってきた稜線を想像し満足感に満たされた。名残り惜しいが時間のかかる下りが待っている。奥聖岳はカット、薊畑まで戻ってザックを回収後、最初は湿気の多いシラビソと苔に覆われた林、そしてロープや滑落防止ネットが張られた連続する急坂を慎重に1300m降下して西沢渡へ。冷たい清流に生き帰り、便ガ島を経由して車を停めた易老渡まで、もう少しだ。2013年8月9日(金)/聖平小屋2300m 05:00~05:20薊畑分岐2400m(荷物デポ)05:30~06:05小聖岳2662m 06:15~07:10聖岳(前聖岳)3013m 07:35~小聖岳08:35~09:15薊畑分岐2400m(荷物回収)09:35~12:35西沢渡1090m 12:50~13:30便ヶ島<車に乗せてもらい易老渡の駐車場へ。1時間の遠山温泉郷「かぐらの湯」600円は広くて快適な温泉、木曜は休業>    

小屋の朝食 

朝の小屋前 

戻ってくる薊畑にザックをデポ、サブで 

小聖岳への登り 

小聖岳に着く 

聖岳へ 

振り返れば右下に今登ってきた小聖岳、昨日の南岳・上河内岳方面  

巨大な斜面、つらい登りが続く  

山頂が見えた 

頂上部から赤石岳方面

たどってきた山稜、光岳は中央の最奥だろうか

薊畑へ戻る道  

西沢渡への下山道の始まりはシラビソの樹林帯   

苔むす樹林 

連続する急坂 

西沢渡の清流で一安心、手前の橋と奥にはゴンドラ