晴耕雨読、山

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雪倉岳・朝日岳、途中敗退の記②~小蓮華山から下山~

2014年08月07日 | 

この日宿泊予定の朝日小屋に予約を入れた時、朝5時前には出発するように言われていたので大池山荘の朝食5時では間に合わない。前夜のうちに弁当にしてもらって04:50に出発する。やはり右腰の痛みが残っていてストックが手放せない。曇り、霧の中を足元の高山植物に慰められながら小蓮華山への尾根道を進む。時折、右手の霧が取れて雪倉岳・朝日岳が目に入る。大きく魅力的な山稜、だがそのコースは本当に長そうだ。考えつつ歩を進めるうちに小蓮華山に着く。霧で眺望は全く無し。痛みを抱えたまま、この先は難しいと判断。山トモさんも食事があまり取れず不調のようで、ともにここで断念。写真を撮りながら、ゆっくりと下山。昨日の混雑の二の舞は避けようと白馬大池山荘の宿泊をパス、蓮華温泉まで戻る。残念な1日だったが内湯、野天風呂に浸り、食事・ゆとりある相部屋に満足して2泊目を過ごした。2014年8月4日(月)/白馬大池山荘2380m 04:50~07:05小蓮華岳2769m 07:25~09:50白馬大池山荘10:30~11:50天狗ノ庭12:00~14:00蓮華温泉ロッジ(9,500円)

 

時折の朝日に雪倉・朝日岳  

小蓮華山へ   

その山頂は霧の中  

大池山荘は泊まらずに下山    

残念、あの稜線  

登山道脇の野天風呂・黄金湯で疲れを  

 


雪倉岳・朝日岳、途中敗退の記①~白馬大池山荘へ~

2014年08月07日 | 

山トモさんの念願という北アルプス最北部の雪倉岳・朝日岳。ロングコースながら花と残雪の稜線、登山者も少なく静かな山旅が楽しめそうだと一緒に向かったが途中敗退となった。入山口の蓮華温泉までは順調。関越・信越道の長野ICから通称オリンピック道路を白馬村、そして新潟県糸魚川市に入り約5時間、予定より30分早く到着。だが今にも降りそうな曇天、昼食を済ませて歩き出すと間もなく、大粒の雨に。雨具上下を着込んで歩くが中までぐっしょり、先が思いやられる。しかし、この雨は30分ほどで小降りになり、そのうち止んだ。それで安心して気が緩んだのか、雨で濡れた岩で足を滑らせ転倒。とっさに頭を防御したが、右腕・右腰を強く岩に打ち付けてしまった。起き上がって確認、幸い腕は折れていない。腰も大丈夫そうだ、だが結構痛い。ストックで支えながら1泊目予定の白馬大池山荘へ。周囲のチングルマの群落は見事だが、この日の山荘、今夏最多の予約とかで4畳の部屋に7人のすし詰め状態。身をよじりながらの部屋の出入りがきつい。良くなることを願い、患部に持参の湿布、鎮痛消炎スプレーを吹き付けて夜を過ごす。2014年8月3日(日)/(長野ICより2:20)蓮華温泉手前・駐車場1470m 11:50~14:00天狗ノ庭2093m 14:10~15:40白馬大池山荘2380m(1泊2食・9,500円)<心配した70台収容の駐車場は偶然1台の空きスペースあり、路肩駐車は避けられた>

雨具を準備して出発 

途中の雨も 

花に慰められて 

天狗の庭で雨は上がったが