晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

百名山完登(その5)~山の想い出―宿泊編

2014年08月02日 | 

山小屋にもたくさんの思い出があるが今回、前泊した朝日山の家は良かった。登山口の古寺鉱泉は予約が難しいので少し手前の大井沢にしたのだが5人くらいは泊まれる部屋に入れてくれた。聞けば山菜とキノコ採りのシーズン以外は混んでいないとのこと。失礼ながらそう見えないが、地元高校の山岳部で大朝日岳は何度も登ったことがあるという女将さん。その手料理は美味しく、翌日を忘れてつい深酒になりそうだった。一番の混雑の記憶は南アルプス仙丈ヶ岳の馬ノ背ヒュッテだ。2つのフトンに3人どころか、ひとつのフトンに2、3人。頭と足を互いに逆にしてのギュウギュウ詰め、とても眠れる状態ではなかった。でも、お盆のころの8月12日だからこれは仕方ない。以降、その時期は絶対避けるようにしている。その登山口の北沢峠を挟んで反対側に甲斐駒ケ岳がある。別の時期に途中にある仙水小屋に泊ったが夕食に刺身が出た。聞いてはいたが山小屋では後にも先にも経験が無い。食事だけでなく全体的な感じも良かった。そして車中泊も何度か。高速道路のPAは水・トイレの設備は良いが車の出入りの音で眠れない。北陸道・立山IC経由の長旅で着いた薬師岳・黒部五郎岳の登山口・折立はキャンプサイトでもあり、環境的には良かった。だが車中泊は気楽で安いが、やはり疲れる。ロングドライブ後の登山、下山後の運転も長距離は考え直したい。安全登山・安全運転だ。

小奇麗な食堂から月山が見える 

朝食おにぎりで6,500円は安い 

           

お盆は仕方ない 

 甲斐駒ヶ岳 

薬師岳 

 

車中泊は卒業? 


百名山完登(その4)~山の想い出―再開編あれこれ

2014年08月02日 | 

一番大変だったと思うのは何と言っても剱岳、カニのタテバイでは前の人の靴の裏側を下から見上げながら登った。次は幌尻岳、川を渡渉して行くための靴を別に持参して10数回、水の中に入った。水量の少ない時期だったがそれでも膝上が2・3度あったように思う。平ヶ岳の鷹ノ巣尾根は長いコースだった。最近は短縮コース利用が多いようだが、5時から登り始めて下山が16:30頃だったから今回の大朝日岳と似たようなものだ。鷲羽岳からの水晶岳は疲労でギブアップ、双六小屋へ戻ってしまった。この日は埼玉・熊谷で40.9度を記録、稜線でも相当な暑さだった記憶がある。楽しかった山はもちろんたくさんあるし、苦労と喜びは表裏の関係だ。感動した景色のひとつに五竜岳へ登った時の途中の八方池がある。背景の白馬三山が残雪の初夏に再度行ってみたい。振り返ってみると山の大変さ、良さは山の高低ではない。もちろん百名山に限らない。山それぞれに味わいがあるのだ。

多くて数えるのを止めた渡渉 

平ヶ岳 

山頂手前の池塘 

鷲羽岳 

双六小屋と鷲羽岳 

五竜岳への稜線 

9月の八方池