2日目、前日の午後からの晴天が続く。連日雪が降る時季の北信州としては珍しい。出発が遅れたものの、濃霧注意報のこの日は途中で川霧を何度も目撃。停められる路肩で少し撮影、そして昨日下見した目的地に急ぐ。深い霧の中、千曲川の水蒸気と冷気で霧氷化粧の桜並木がほのかに浮かぶ。待つうちにその舞台は白い幕が上がり、青空を背景に装い純白の主役が登場。去年3月から通い続けた待望の光景を確かに捉えることができた。雪が深く、長靴も埋まって近くまで進めない。除雪で固まった雪の上にポジションを確保、感動しながら気が済むまで撮影。その後に千曲川が望めるところまで車を移動、すでに霧は収まっていたが川辺の霧氷は待っていてくれた。時計は10:30、満足して今回は早めの帰路とした。その後、地元でも久しぶりの大雪で北国顔負けの雪化粧。多少色あせの感じの北信州の冬景色だが、厳しさの風格が違うと見えるのは思い入れのせいだろうか。
川からの水蒸気
千曲川流域
霧の中から
★フォトムービー『冬の北信州ー白い世界』 http://www.digibook.net/d/a5d4c7b3b08836f47d654db5947d4f2e/?viewerMode=normal&isAlreadyLimitAlert=true