住んでいる埼玉県にも「緊急事態宣言」が出され、「不要不急」の外出自粛があらためて言われている。すでに毎週の真向法健康体操が休止中であり、2012年2月の「芭蕉『おくのほそ道』を読む」以来続く中世文学講座も中止。そして今度の宣言で図書館の休館が新たに発表された。残る楽しみは市民農園での野菜作りと山へ出かけて写真を撮ること。この二つはいわゆる「3密」(密閉空間・密集場所・密接場面)には該当しない。と考えていたら山については、配信のメルマガ「ヤマケイオンライン」によれば<「不要不急の外出」に間違いなく含まれる><山は逃げないので自覚ある行動を>との厳しい言葉。都岳連のHPにも<登山者が無症状の感染者である場合、感染の媒介者となる可能性があること、感染者が少ない山間地域で登山を行なうことは、広く移動経路の他地域、山間地域、他者に感染機会を与えるリスクがあることを認識し、自粛することが望まれます>とあり、これは困った。山小屋では営業開始の延期や定員制の導入なども検討されているようだ。だが考えてみれば散歩やジョギングは容認され、皇居周辺を走る姿がTVでは映し出されている。要は無自覚にコロナウィルスを人に感染させてはいけないこと。他人からの感染も受けないということだ。そのためには、これまで以上に気を付ける必要がある。マイカー使用は今までどおりだが、人が少ない平日に。5月に予定していた山小屋泊まりは再検討。途中のコンビニや道の駅などでは必ずマスク着用、出入りの際には手の消毒。山中で出会う他の登山者との挨拶も一定の距離を保つ、下山後の温泉入浴は控える、などなど。いろいろ考えると気が滅入ってしまう。残雪や新緑、アカヤシオ・シロヤシオなどの山々が目に浮かぶが、さてどうしょうか。