コロナウイルスの感染拡大で「不要不急」の「外出自粛」が続く。「最低限の買い物」を、とマスメディアも繰り返し伝える。そう言われなくとも開いている店の業種は限られており、派手な買い物袋をぶら下げて闊歩している人など見かけない。そんな折り、SNSでの花屋店員さんのつぶやきに大きな反響との新聞記事。3月頃から行事等の中止や縮小で売り上げが減少する毎日。それが外出自粛の本格化とともに花や野菜苗の購入が増え始めた。<花って不要じゃないんだ、こんなときこそ必要なのかもしれない>と投稿したところ、<音楽と同じ。心を豊かにしてくれる。花屋さんは花ではなく心を売っている>など多くの応援メッセージが寄せられたという。身近でもホームセンターの園芸品売り場は連日、大賑わい。市民農園でも花を植えている人は多い。自宅近くの歩道の緑地にも季節の花が咲く。近隣の人が手入れしているようだが、通りかかるたびに心がなごむ。”花は不要なものか”そして、それ以外でも本や音楽など考えさせてくれる話だ。