晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

コロナ禍の講座『古代東国の叙情―東歌を訪ねて』

2020年07月06日 | 読書

例年より鬱陶しさが増す今年の梅雨空、それが一瞬晴れるような朗報。コロナで中止となった埼玉県民活動センター(けんかつ)の講座『古代東国の叙情―東歌を訪ねて』が半年遅れで実施されることになった。但し感染対策のせいか、講座の定員がこれまでの140名から半減の70名で先着順。2012年から続く川上講師による人気の中世文学を読み解くシリーズ。これは早々に満員になる可能性がある。受付開始日はネット申し込みも電話と同様に朝9時からと聞き、パソコンからアクセスしてスタンバイ。時報に合わせて最後のボタンをクリックして無事に予約できた。そうしたこともあるが、この9月の講座は今まで以上に真面目に取り組みたい。それは今、義務教育を含め学習環境に制約あるなかで学んでいる若者たちのこと。さらに仕事と暮らしの不安を抱え“新しい生活様式”など無縁の日々を過ごしている人たちのこと。コロナ禍の中、いろいろ考えるとリアルな勉学機会を得られたことに感謝しなくてはならない。中世の時代においても疫病や戦乱などに民衆は苦しめられた。今回は名もなき庶民の生活と感情が込められた東歌の世界、川上講師の名解説が今から楽しみだ。

<けんかつのHPより>