2年前に史上最高の気温41.1度を記録した日本一暑い町・熊谷は同じ気象エリア。まだそう暑くはないが10年前から行われている”涼しさ体感・階段アート”を今年も見学に。「青、水、涼しさ」をテーマに市民応募から選ばれた作品が駅の階段を飾る。熊谷駅の正面口には、ぎらつく陽射しの夏の青空を見上げて立つ女子高校生(作・宮田理沙さん「澄清」)。そして北口にはサーフィンに興じる若者が描かれている(作・茂木倖子さん「すずしいサーフィン」)。今年の関東近辺の海水浴場はコロナ感染対策のため遊泳禁止。奪われた夏の楽しみ、でも負けずに生き抜くという思いをこの2枚の絵から受け取った。長い梅雨も間もなく明けるだろう。コロナだって、いつかはと思いながら眺め続けた。